
トイプードルの散歩で2時間はしすぎ?良くない?
トイプードルの散歩は時間をかけてゆっくり歩く?
トイプードルの散歩は運動量を考えて距離も意識する?
こんなトイプードルの散歩に最適な時間と距離の疑問についてご紹介いたします。
目次
トイプードルの散歩で2時間はしすぎ?良くない?

小型犬のなかでもとくに活発で運動が大好きなトイプードル。
散歩に出るとなかなか帰りたがらず、「気がつけば2時間も散歩していた!」なんてことがあるかもしれません。
しかし、1度の散歩で2時間は少々長すぎかもしれません。歩いた距離にもよりますが。
小型犬の散歩時間は1回30分くらいが理想ですし、運動量の多いトイプードルでも1時間くらいで充分といわれています。
トイプードルは関節が弱い特徴を持っていますので、長時間の散歩にはリスクも伴います。
よって関節などを痛めないためにも1回の散歩はできるだけ1時間以内に収めるようにしましょう。
もともと運動量が多いトイプードルですので、1時間の散歩では満足してくれないコもいるかもしれません。
そんな時には散歩の回数を2回から3回に増やしたり、室内遊びを充分にしてあげるなど、散歩以外の運動時間をつくってあげると犬の満足度もあがり効果的です。
トイプードルは学習能力が高く賢い犬種なので、知育おもちゃを使うことでより室内遊びを楽しめるでしょう。
トイプードルにおすすめの知育おもちゃにはドギーマン アミーバー ボールなどがあります。
中におやつやごはんを入れるタイプの知育おもちゃです。
犬がやみつきになる固めのぐにゃぐにゃとした感触のボールなので、愛犬が夢中で遊んでくれると好評のおもちゃです。
トイプードルの散歩は時間をかけてゆっくり歩く?

トイプードルの散歩時間の目安は1時間が理想ですが、ゆっくり歩いたほうがよいのかどうか悩む飼い主さんは多いはずです。
ゆっくり歩く散歩のメリットをまずはみていきましょう。
愛犬の脳が活性化する
犬はニオイを嗅いでいろいろな情報を得ています。
散歩中のニオイ嗅ぎは犬の脳の活性化にも繋がるので愛犬が散歩中にニオイを嗅ぎたがったらゆっくり嗅がせてあげましょう。
ストレス解消
ゆっくり歩くことでより多くの刺激を感じることができます。
散歩は飼い主とのコミュニケーションの時間になり、人懐っこく飼い主と遊ぶことが好きなトイプードルには欠かせない時間です。
他の犬との交流ができる
ゆっくり歩いていると他の犬との交流がしやすく、社会性を身に付けるチャンスです。
子犬のころから犬同士の交流を多くしていた犬は、成犬になったときの問題行動が起こりづらいともいわれているほど、他の犬との交流は大事なのです。
こう考えてみるとゆっくり歩く散歩は愛犬の精神面においてメリットが多いこと伺えます。
しかし、トイプードルのなかでも体力がまだまだあるコは散歩が不完全燃焼になっていることもあります。
先に進みたがる、帰ろうとすると嫌がるなど愛犬が散歩から帰りたくないサインがみられたら、まだ運動不足を解消できていない可能性が高いです。
同じ時間でも早歩きや小走り、ダッシュなど速度に差をつけて歩くと運動量もあがり、犬の満足度もあがるでしょう。
散歩の速さに明確な決まりはありませんがトイプードルにも個体差があります。
愛犬が満足する散歩時間と速度を見つけるためにも散歩中にいろいろ速度を試してみることをおすすめします。
トイプードルの散歩は運動量を考えて距離も意識する?

トイプードルの散歩距離は1回1~2km程度が理想といわれています。
トイプードルは元々、狩猟犬として活躍していただけあり小型犬のなかでもトップクラスの運動量が必要な犬種です。
運動量が必要なトイプードルでも、トイプードル特有の関節の弱さがあるため、散歩になれているコでも頻繁な長距離の散歩はおすすめできません。
運動量がたくさん必要な犬には、短距離の散歩を1日2回以上行く、ドッグランを利用するなど運動の小分けがおすすめです。
同じ散歩コースでも、広場でボール遊びやフリスビーで遊ぶことで運動量が増えます。
ボール遊びやフリスビーは飼い主とのコミュニケーションにもなるため愛犬の満足度も上がりやすくなります。
愛犬の体調によってその日に必要な運動量も変化します。
運動量が適切かどうかこまめにチェックしたいですよね。
そんなときは散歩中の愛犬の呼吸と舌の色をチェックしましょう。
愛犬の呼吸間隔をチェックする
呼吸間隔が徐々に早まってきて、立ち止まったり必要以上に水を欲しがるなどの様子がみられたら疲れているサインです。
運動量は足りているのでそれ以上の散歩はやりすぎになります。
散歩中であれば一度休憩をしたり、その場で切り上げて帰宅しましょう。
愛犬の舌の色をチェックする
通常の犬の舌の色はピンク色です。
運動のしすぎや疲れてくると犬の舌は紫色になっていきます。
散歩中にやや呼吸があがってきたら愛犬の舌が何色かこまめにチェックし状態を把握してあげましょう。
愛犬は散歩が楽しくてどんどん先に行きたがるかもしれませんが、からだは正直です。
愛犬の疲れたサインを見逃さず、適切な距離と時間内で自宅に戻れるよう散歩を調節することをおすすめします。
運動量や距離はあくまで基準です。個々の状態に合った運動量と距離を散歩をしていくなかでみつけていきましょう。
小柄なトイプードルは、地面の温度の影響を受けやすいので、季節によって散歩へ行く時間帯や距離を変えることもおすすめします。
夏場の日中のアスファルトは、60度以上になることもあり肉球がやけどする恐れがあります。
日中を避け、涼しくなる夕方以降に行きましょう。
夏は涼しくなる夜間に散歩へ行くかたも多いと思いますが、夜の散歩は日中より危険が増えます。
防犯ブザーやライトを必ず持参し、愛犬と安全に散歩時間を楽しんでください。
トイプードルの散歩の距離と時間まとめ

- 小型犬のトイプードルの散歩時間の目安は1回30分程度、距離は1~2kmほどが目安である
- 運動量が多いトイプードルでも1度に2時間以上の散歩は関節を痛める原因になるので気を付ける
- 運動量を増やすには、距離や時間を工夫して散歩をこまめに行く、室内遊びを増やすなど運動を小分けにするのが効果的
- 愛犬の運動量が適切か確認するときは、呼吸の間隔と舌の色が判断の目安となる
今回はトイプードルの散歩に最適な距離と時間についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。