
トイプードルの散歩はいつから行う?
トイプードルの子犬の散歩デビューは抱っこ散歩?
トイプードルの散歩デビューで気を付ける事は?
こんなトイプードルの散歩デビューに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
トイプードルの散歩はいつから行う?

昨今、トイプードルは人気の犬種第一位に選ばれるほどの人気の犬種です。
ぬいぐるみのように小さく愛らしく、小型犬の中でもトップクラスに賢い頭脳を持っているので、可愛い上に飼いやすいと言われています。
そんなトイプードルですが、元々は狩猟犬として活躍していました。
パワフルな一面を持っているため、運動量もそれなりに必要とします。
トイプードルにとって散歩は好奇心と運動量満たす最も大切な一日のイベントともいえます。
では、トイプードルの子犬時期の散歩デビューはいつから行うのが良いのか。
子犬が散歩デビュー出来るのは、最後のワクチン接種から二週間以降です。
子犬は本来、生まれてしばらくは母親からの母乳によって抗体を得ています。
それにより様々な感染症から守られているのです。
しかし、この抗体は生後45日から90日程で減少していくため今まで防げていた感染症にかかりやすくなってしまいます。
生後45日以降(約1か月半)に減少する理由は、母乳から離れて離乳食が始まるためです。
生後50~60日ごろは特に感染症にかかるリスクが高くなります。
そのため感染症から守るために、生まれて6~8週目、生後約2か月頃に1度目のワクチンを接種するのです。
しかし、1度の摂取では免疫が不十分なため、生まれて16週目(約4か月)までに約3回接種を行う事がほとんどです。
いつ接種するのか、それは1回目から約3~4週間(約1か月)に2回目、2回目から約3~4週間後に3回目を接種するのが理想と言われています。
このワクチンは成犬になっても必要となりますが、成犬になると年に1度の摂取となります。
摂取してすぐはまだ抗体が完璧に作られている状態ではありません。
体内の抗体が十分に作られるにはワクチンを接種してから約2週間必要になります。
そのため、トイプードルの子犬の散歩デビューは最後のワクチン接種から2週間後が良いとされているので、4か月頃に散歩デビューさせる人が多くいます。
ワクチンの回数や接種のタイミングは、動物病院によって違うので、接種の際はかかりつけの動物病院に詳しく聞くのが良いでしょう。
その際に散歩デビューに適した時期はいつになるのか、先生に聞くと教えてもらえると思います。
トイプードルの子犬の散歩デビューは抱っこ散歩?

トイプードルの子犬は生後3週間~3か月頃が社会化期と呼ばれており、好奇心も旺盛で周りの環境に慣らすのに適した時期になります。
この時期を過ぎてしまうと、社会性を身につけるのが難しくなってしまい、他の人や犬に接するのに抵抗を感じてしまい苦手になってしまう事があります。
ワクチンを接種しているワクチンプログラム中は免疫力がないため外を歩くことは出来ないので、ワクチンプログラム中に犬を外に出す際は飼い主が抱っこして散歩し、外の環境に慣らすのが良いでしょう。
ワクチンが終了して散歩デビューをする際にも、初めての外や地面に恐怖を覚えて散歩を嫌がる場合もあります。
その場合は無理をさせずに抱っこして、少しずつ外に慣らしてから地面に下ろして徐々に距離を増やして行くのが良いでしょう。
ただ、あまりに散歩途中に抱っこをしすぎると、抱っこ癖が付いてしまい、すぐに立ち止まって抱っこを要求して歩かなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
トイプードルの散歩デビューで気を付ける事は?

トイプードルの散歩デビューで注意するべき事をいくつか紹介いたします。
首輪・ハーネスやリードに慣れさせる
散歩をする際に首輪やハーネスは必要不可欠です。
犬によっては初めて体を締め付ける物に抵抗を覚える子も多いです。
装着に違和感を持って歩いてくれなくなったりするので、散歩デビューをする前に家の中で装着の練習や、装着しながら歩く練習をしておくと良いでしょう。
犬がどうしても首輪を嫌がる時は、柔らかいリボンのような締め付けないひも状の物を首に巻き、大人しく出来たらおやつをあげて褒めるなど徐々に首に物を付けることを慣らすと良いでしょう。
初めは晴れた日に少しの距離の散歩
トイプードルの子犬にとって初めての散歩デビューは刺激や驚きでいっぱいです。
あまり最初から多く歩かせてしまうと疲れ切ってしまうので、慣れるまで少しずつ様子を見ながらの散歩をしましょう。
また、恐怖心を失くせるように風の強い日や雨の日などの悪天候の日を避け、出来るだけ人通りなど交通量の少ない安全なコースを歩かせましょう。
他にも子犬に厳しい段差や階段がないかなど怪我の原因になるような場所も最初は出来るだけ避けましょう。
怖がったり嫌がる場合は無理に散歩させない
もしも子犬が外に出る事や歩くことを嫌がる場合は、無理に歩かせずに抱っこをして散歩をするか連れて帰るなど無理やり散歩をさせないようにしましょう。
無理に散歩を強要すると、散歩が嫌な思い出になり散歩嫌いになってしまいます。
初めは短距離、短時間で無理をせずに散歩を行うことをお勧めします。
夏場など暑い時期は日中の散歩に連れ出さない
トイプードルなどの足が短く小さい犬は、身体が地面にとても近い状態になります。
そのため、高温なアスファルトによって肉球を痛めたり体調を崩してしまう場合があります。
夜や朝方の人の少ない公園など、歩きやすく過ごしやすい時間や場所に連れ出すようにしましょう。
トイプードルの散歩デビューまとめ

- 子犬時期には感染症対策のワクチンを約4か月かけて約3回接種
- トイプードルの散歩デビューは最後のワクチンから約2週間後
- ワクチンのタイミングや散歩デビューの時期がわからない場合はかかりつけの動物病院に聞く
- ワクチンプログラム中に散歩を行う際は、抱っこするなど地面を歩かせない
- 散歩デビューをする前に家でリードや首輪の練習をしておく
- 散歩デビューは晴れた過ごしやすい日に、人通りや交通量の少ない安全な場所からスタートすると良い
- 散歩を嫌がる際には無理に歩かせずに少しずつ外の様子に慣らす
今回はトイプードルの散歩デビューに関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。