
子犬の散歩デビューはいつから?
子犬はワクチン2回目で散歩させて大丈夫?
子犬はワクチン3回目が終わって散歩に行ける?
子犬のワクチン1回目の散歩のさせ方とは?
こんな子犬のワクチン予防接種回数と散歩のタイミングの関係についてご紹介いたします。
目次
子犬の散歩デビューはいつから?

子犬の本格的な散歩デビューは、3回目のワクチン接種の2週間後を目安に行うのが一般的です。
子犬は生後6~8週頃からワクチン接種を開始し、3回のワクチン接種を行います。
ワクチン接種が完了するまでは、免疫力が十分ではないため、外出先で他の犬や動物と接触したり、汚れた場所を歩いたりすると感染症にかかりやすくなります。
そのため、ワクチン接種が完了するまでは、抱っこ散歩や室内で過ごすようにしましょう。
よってワクチン接種が完了し、2週間経過したら、散歩デビューをすることができます。
最初は、家の周りを短時間歩く程度から始め、徐々に時間や距離を伸ばしていきましょう。
また、車道や人通りが多い場所は避け、静かで落ち着いた場所から始めるとよいでしょう。
子犬の散歩デビューは、社会化期と呼ばれる時期に行うことが大切です。
社会化期は、生後3~12週頃の時期で、この時期にさまざまな経験をすることで、犬が社会に順応しやすくなります。
この矛盾が子犬の散歩デビューを悩ませる要因でもあります。
- 感染症などのリスクを考えると、ワクチン接種がしっかり終わって抵抗力がつく時期から散歩デビューをするのが良い。
- しかし、あまり遅過ぎると子犬の社会化期が過ぎてしまうため、社会に順応しにくくなってしまう心配がある。
- そのため、散歩デビューはできるだけ早めに行い、さまざまな刺激に触れる機会を与えてあげたい。
このような点から子犬の散歩デビュー時期には色々な考え方があります。
子犬はワクチン2回目で散歩させて大丈夫?

ワクチン接種2回目では、まだ十分な免疫ができていないため、本格的な散歩デビューは控えたほうが良いでしょう。
ワクチン2回目で散歩させても問題ないという見解もありますが、やはり3回目のワクチン接種を完了してからの方が安心です。
ワクチン2回目で散歩させても、感染症にかかる可能性はゼロではありません。
ワクチン接種後2週間は、免疫力が十分に発揮されていないからです。
そのため、ワクチン2回目で散歩させる場合は、感染症のリスクを理解した上で、以下のような注意点を守るようにしましょう。
- 人通りが少なく、他の犬や動物と接触する可能性の低い場所を選ぶ。
- 草むらや土手などの汚れた場所を避ける。
- 散歩時間は短くする。
- 散歩後、体調に異変がないか注意する。
それでも、感染症にかかるリスクはゼロではありません。
そのため、ワクチン接種3回目が完了してからの散歩デビューがおすすめです。
ワクチン接種が完了するまでの間、子犬を抱っこして散歩に出かけるのも一つの方法です。
抱っこ散歩なら、子犬が外の世界に慣れることができますし、感染症のリスクも低くなります。
また、散歩中は以下のようなことに注意しましょう。
- 暑さや寒さに気をつけ、様子を見ながら休憩をとる。
- 子犬が疲れたら、無理をさせずに家に帰る。
- 他の犬や動物と接触する際は、近づけすぎないようにする。
このような点に注意しながら散歩を楽しませてあげましょう。
子犬はワクチン3回目が終わって散歩に行ける?

ワクチン接種3回目が終わると、待ちに待った本格的な散歩デビューの時期となります。
しかし、ワクチン接種が終わったからといって慌ててはいけません。
ワクチン接種が終わってから抗体ができるまで2週間ほど必要です。
よって接種から2週間後に体調に問題がなければ、散歩デビューをすることができます。
ワクチン3回目が終わると、子犬の免疫力が十分に発揮されるようになり、感染症にかかるリスクも低くなります。
ただし、完全に感染症にかからないわけではありませんので、散歩中は注意が必要です。
ワクチン3回目が終わったら、まずは短時間から散歩を開始し、徐々に時間を長くしていくのがおすすめです。
また、人通りの少ない場所を選び、他の犬や動物と接触しないようにしましょう。
散歩後は汚れた足や体をしっかり拭いてあげて家の中に汚れや細菌を持ち込まないようにしましょう。
子犬のワクチン1回目の散歩のさせ方とは?

子犬のワクチン1回目では、まだまだ散歩デビューできる時期ではありません。
よって室内で過ごす時間を多くとってあげましょう。
ただし、外の空気に触れさせてあげたり、外の世界を見せてあげることは子犬にとって新しい刺激となるため良いことです。
よってワクチン1回目では抱っこ散歩がおすすめです。
抱っこ散歩の注意点としては
- 寒い時間帯や暑い時間帯は避ける。
- 地面には降ろさない。
- 静かな場所で行う。
- 5分から長くても10分程度で終わらせる。
などが挙げられます。
子犬に外の刺激を体験させてあげることは良いことですが、強過ぎる刺激は子犬が疲れてしまったり、怯えてしまう原因となってしまいます。
よって上記のような注意点を考慮しながら、抱っこ散歩を楽しませてあげましょう。
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子犬のワクチン接種と散歩のタイミングまとめ

- 子犬の本格的な散歩デビューは、3回目のワクチン接種の2週間後を目安に行うのが一般的。
- 感染症などのリスクを考えると、ワクチン接種がしっかり終わって抵抗力がつく時期から散歩デビューをするのが良い。
- あまり遅過ぎると子犬の社会化期が過ぎてしまうため、社会に順応しにくくなってしまう心配がある。
- 感染症のリスクを避け、社会化期に色々な経験をさせてあげるためには地面に降ろさない抱っこ散歩がおすすめ。
- 散歩後は汚れた足や体をしっかり拭いてあげて家の中に汚れや細菌を持ち込まないようにする。
今回は子犬のワクチン接種と散歩のタイミングについてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。