
チワワの散歩は必要か不要か?しないでいい?
チワワの散歩はいらないと言われる理由は?
チワワは真夏や真冬には散歩しない方がいい?
こんなチワワの散歩の必要性に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
チワワの散歩は必要か不要か?しないでいい?

チワワは犬の種類の中でも最も小さい超小型の犬種と言われています。
他の犬種以上に散歩が必要ないと言われており、チワワの1日に推奨される運動量は15分程度の散歩、距離にすると1キロ程度の運動が必要とされています。
そのため、散歩の時間がなかなか多く確保できない人でも飼いやすく、その程度の運動量なら室内でのボール遊びなどの運動で補えると考える人も少なくありません。
チワワには本当に散歩は不要なのでしょうか?
いいえ、一概に不要とは言えないのです。
では散歩をする事によって得られるメリットをいくつかご紹介します。
まず1つ目は気分転換や刺激になる事です。
フローリングや畳、変わらない景色などの刺激が少ない室内よりも、風や草の匂い、アスファルトや土の上などの地面を直接歩くことでチワワにとって脳の刺激となり活性化に繋がる大事な経験となります。
メリット2つ目は、飼い主以外の人や犬に触れる事で社会性を身につける事が出来ることです。
外に散歩に出れば、飼い主以外の人や同じように散歩をしている犬に出会う事もあるでしょう。
他の人と出会う事で、飼い主以外の人間との触れ合いや他の犬のニオイを嗅ぐなどのコミュニケーションを取る事で社会性を学ぶ事が出来ます。
家に籠っていると、この社会性を身につけられず、外に出ることや他の人に会う事を怖がってしまい人に向かって吠えてしまうなど飼い主以外に懐かず臆病な犬になってしまう可能性があります。
次にチワワが散歩をする場合のデメリットや注意点をご紹介します。
チワワは体が小さく足も細いため、溝や隙間にハマりやすいです。
他の犬では落ちない場所にも落ちてしまったり、躓いてしまう場合があるので足元には十分注意する必要があります。
チワワはつぶらで大きな瞳で知られていますが、その分異物などが目に入りやすいなど、ちょっとした事がチワワにとっては怪我に繋がってしまうので、チワワにとって散歩は危険と隣り合わせなのです。
チワワの散歩はいらないと言われる理由

チワワに散歩がいらないと言われている主な理由は大きく分けて3つあります。
- 散歩=運動だと思っているから
- 怪我の原因や足腰の負担になるから
- 散歩嫌いのチワワがいるから
散歩=運動だと思っているから
「散歩=運動」だと思われているため前述した通り、チワワの一日の運動は約15分の散歩で距離にすれば1キロと言いましたが、その程度の運動量なら室内のボール遊びで足りると思ってしまう方が多くいます。
確かに散歩は肥満対策になったりストレス解消になるなど、運動の一環ではありますが、散歩は運動の他にも社会性を身につけたりリラックス効果があるなど運動以外の目的もあります。
怪我の原因や足腰の負担になる
チワワのような超小型犬は体が小さい上に細く、他の犬種に比べて足腰があまり丈夫ではありません。
なので、チワワを室内で飼う際にもソファの上を飛んだり降りたりするのは足腰の負担になるため階段をつけるなどの工夫が必要になります。
散歩の際にも何かを飛び越えたり、上り下りを繰り返すと足や腰を痛めてしまうなど怪我をする原因になります。
散歩にはそのようなリスクもありますが、やはり社会性や気分転換などを考えるとリスクをうまく回避しながら散歩をしてあげたいものです。
散歩嫌いのチワワがいる
チワワのような小さい犬にとっては全てのものが大きく高く見えるため、最初の散歩などは怖がって歩きたがらない子が多くいます。
その上、あまり運動量を必要としないので歩くこと自体あまり好きではない子もいます。
散歩に連れ出そうとすると逃げてしまう、リードを見せると隠れてしまう、外に出しても歩かずにすぐに座り込んでしまう、そんな愛犬の姿を見ると無理をさせたくありませんよね。
その場合は、無理に散歩に連れ出す必要はありません。
散歩に連れ出したい場合は、獣医師の方に相談しながら少しずつ慣らして行くといいでしょう。
また、気分転換として抱っこ散歩などをするのも良いかもしれません。
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チワワは真夏や真冬には散歩しない方がいい?

基本的に犬は暑さにはあまり強くありません。
特にチワワは他の犬種よりも暑さや寒さの耐性がありません。
真夏に無理に散歩に行くと熱中症や脱水症状を起こす場合があります。
アスファルトの上など日中は高温になっていて、犬は普段素足で歩いているようなものなので、火傷の原因にもなります。
散歩に出る場合は、なるべく気温の低い朝方か、日の沈む夕方もしくは夜にしっかりと水分を持って散歩に行くのがいいでしょう。
チワワは体が小さく体内の熱が冷めやすいため寒さにも弱い犬種です。
また、乾燥の激しい季節なので肉球がひび割れるなどの原因にもなります。
冬の散歩は喜んで行く子もいて個体差がありますが、散歩に出る場合はなるべく日中の暖かい時間に散歩に行くようにしましょう。
他にも服を着せてあげるなど防寒対策も必要になります。
肉球の乾燥対策は、犬用の肉球クリームがあるので散歩後に塗るといいでしょう。
真夏も真冬の散歩も、犬の体調をしっかり見る事が大切です。
暑さや寒さの厳しい日は無理に散歩をしないで、室内で遊ぶかもしくは庭や窓の側で外の空気を感じるのも部屋に籠っているよりは十分刺激にはなります。
チワワによって散歩の必要、不要は性格や個体差、健康面によって違うので、自分の犬にあった散歩、もしくは運動方法を見つけると良いでしょう。
チワワの散歩の必要性まとめ

- チワワは他の犬種よりも体が小さいため運動量が少ない
- チワワに必要な運動量は散歩約15分、距離にして約1キロ
- 体が小さく細いので隙間や溝にハマりやすく、物に躓きやすいので散歩をする場合は足元に注意が必要
- チワワは足腰が丈夫ではないため、段差の上り下りをあまりさせない
- 散歩を嫌がる場合は室内で運動させたり、外の空気を吸わせるなど無理に散歩をしない
- 真夏や真冬の散歩をする場合は、防寒や暑さ対策などが必要
今回はチワワの散歩の必要性に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。