
子犬の初めての散歩の慣らし方は?
子犬が散歩を嫌がり行きたがらない理由は?
子犬は散歩に慣れるまでは怖がるもの?
散歩に行っても子犬が帰りたがる時は帰ったほうがいい?
散歩に慣れさせるトレーニング方法とは?
こんな子犬の散歩の慣らし方についてご紹介いたします。
目次
子犬の初めての散歩の慣らし方は?

子犬はワクチン接種が終わるまで散歩に連れていくことができません。
ただし、ワクチン接種が終わるまでに散歩に慣れる準備をすることは可能です。
早めに散歩に慣れる準備をしておくことで、初めての散歩も抵抗なく慣れさせていくことができるようになります。
そのための散歩の準備とは、首輪やハーネスに慣れさせることと抱っこ散歩などで外の景色を体験させることです。
その後、ワクチン接種が終わったら、初めての散歩に連れていくことができるようになります。
子犬の散歩の慣らし方について一連の流れでご紹介いたします。
- 家の中で首輪やハーネスの練習をする。
- 抱っこ散歩やキャリーバックで外に出る。
- 短い時間や距離から始める。
- 交通量や騒音が少ない場所を選ぶ。
- 褒めてコミュニケーションをとる。
- 他の犬や人がいる場所に慣らす。
家の中で首輪やハーネスの練習をする
子犬はワクチン接種が終わる前に外で地面を歩かせたり、他の犬などとの接触をすることは避けなければなりません。
そのため、初めのうちは家の中で首輪やハーネス、リードなど散歩に欠かせないアイテムに慣れさせることから始めましょう。
今まで経験したことのない首輪やハーネスに最初は戸惑うかもしれません。
よって家の中で慣れさせることから始めてみましょう。
首輪やハーネスなどに慣れてきたらリードをつけて歩く練習なども行ってみましょう。
抱っこ散歩やキャリーバックで外に出る
ワクチン接種が終わっていなくても地面に下さなければ外で散歩させることは可能です。
よって抱っこ散歩などで外に出てみて、外の景色を体験させてあげましょう。
短い時間や距離から始める
ワクチン接種が終わったら、家の周りを回るなど短い距離から散歩を始めてみましょう。
初めのうちは散歩を堪能させるというよりも子犬に外の環境に慣れさせることが大切です。
よって無理に長い時間散歩をさせる必要はありません。
初めての散歩は、子犬にとって刺激が大きく、疲れやすいものです。
子犬が疲れてきたら、すぐに家に戻りましょう。
交通量や騒音が少ない場所を選ぶ
いきなり交通量や騒音が多い場所に行くと、子犬が怖がったり興奮したりする可能性があります。
そのため、最初は交通量や騒音が少ない場所を選びましょう。
子犬が怖がったり興奮したりしたら、無理に散歩を続けないようにしましょう。
子犬が怖がったり、興奮したりしたら、休憩をとったり、抱っこしたりして落ち着かせてあげましょう。
また、子犬が興味を示した場所や物は、ゆっくりと近づいてあげましょう。
褒めてコミュニケーションをとる
子犬が散歩を楽しんでいたら、たくさん褒めてあげましょう。
褒めることで、散歩に良いイメージを持ってもらうことができます。
他の犬や人がいる場所に慣らす
子犬の成長に合わせて、散歩の時間を長くしたり、場所を変えたりしていきましょう。
他の犬や人と接することも子犬の散歩に必要なことです。
子犬は散歩の時に他の犬や人と接することで社会性を身につけていきます。
そのような経験を小さい子犬の頃からさせておくことで、大きくなってから問題行動を起こしにくくなります。
逆に他の犬や人との関わりを避けてしまうと、他人や他の犬に対して警戒心を持ち、吠えるようになってしまうこともあります。
子犬の散歩は、子犬の健康と社会化のために大切なことです。
焦らずに、子犬のペースに合わせて慣らしていきましょう。
子犬が散歩を嫌がり行きたがらない理由は?

子犬は遊びや散歩が大好きですが、稀に散歩を嫌がり行きたがらない子犬もいます。
なぜ大好きなはずの散歩に行きたがらないのか?
そんな子犬が散歩を嫌がる理由について考えてみましょう。
子犬が散歩を嫌がり行きたがらない理由には
- 首輪やリードが合っていない
- 散歩中に嫌な思いをした
- 社会化不足
- 体調が悪い
- 散歩が長すぎる
などが挙げられます。
首輪やリードが合っていない
首輪やリードが合っていないと子犬は痛みや不快感を感じ、散歩を嫌がります。
首輪やリードは、子犬の体に合ったサイズのものを選び、装着するときはきつくしすぎないようにしましょう。
散歩中に嫌な思いをした
過去の散歩中に他の犬に吠えられたり、車の音や雷などの大きな音を聞いたりして、恐怖体験をした子犬は、散歩を嫌がるようになることがあります。
社会化不足
子犬の時期は社会化期と呼ばれ、さまざまな環境や刺激に触れることで、社会性を身につける時期です。
社会化不足の犬は外の世界に慣れていないため、不安や恐怖心などで散歩を嫌がることがあります。
体調が悪い
ケガや病気で体調が悪いと散歩を嫌がることがあります。
散歩をする前に子犬の体調をチェックしておきましょう。
散歩が長すぎる
子犬は体力や持久力が十分ではありません。
散歩が長すぎると疲れてしまい、散歩を嫌がるようになることがあります。
子犬が散歩を嫌がるようになったら、まずは原因を探ることが大切です。
原因が特定できたら、原因に応じた対処法を取りましょう。
首輪やリードが合っていない場合は、合ったものに交換する。
散歩中に嫌な思いをした場合は、散歩のコースや時間を変更してみる。
体調が悪い場合は、動物病院で診察を受ける。
社会化不足の場合は、いろいろな場所に連れて行く。
散歩が長すぎる場合は、散歩の時間を短くする。
また、散歩は子犬にとって楽しい時間であることを伝えることも大切です。
散歩に行くときは、おやつやおもちゃなどで子犬を喜ばせ、散歩を楽しい思い出にしましょう。
散歩は、子犬にとって大切な運動や社会化の機会です。
楽しく安全に散歩できるように、飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。
子犬は散歩に慣れるまでは怖がるもの?

子犬は散歩に慣れるまでは怖がることが多いものです。
生後間もない頃の子犬は家の中しか知りません。
外の世界は見慣れない音やにおい、人や動物などがたくさんあり、子犬にとってはすべてが怖いものです。
そんな子犬も生後12週頃までに社会化期と呼ばれる時期を迎えます。
この時期は、いろいろな場所や音、人などに触れさせることで、外の世界に慣れさせることができます。
しかし、社会化期を過ぎてしまうと、外の世界に慣れづらくなるため、好奇心よりも恐怖心が優ってしまうことが多くなり、その結果散歩に出かけることを怖がってしまうのです。
子犬が散歩に慣れるまでは、以下のようなものを怖がることがあります。
- 人や犬の声や動き
- 車の音やバイクの音
- 風や雨などの天候
- 初めて見る場所や物
子犬が散歩中に怖がったり、固まったりする場合は、無理に歩かせず、しばらく様子を見ましょう。
また、おやつやおもちゃで気をそらして、散歩を楽しむことを覚えさせましょう。
子犬が散歩に慣れるには時間と根気が必要です。
無理をせず、少しずつ慣らしていきましょう。
散歩に行っても子犬が帰りたがる時は帰ったほうがいい?

子犬が散歩に行っても帰りたがる場合は、帰ったほうがいいでしょう。
子犬は、まだ体力が十分ではなく、疲れやすいものです。
散歩に慣れていない子犬は特に疲れやすい傾向があります。
また、子犬は外の世界に慣れるまでに時間がかかります。
散歩中に何か怖い経験をしたり、嫌な思いをしたりすると散歩を嫌がるようになることがあります。
子犬が帰りたがる場合は以下の理由が考えられます。
- 疲れている
- 怖がっている
- 飽きてしまった
子犬が帰りたがる場合、無理に散歩を続けてしまうと子犬にストレスを与えてしまいます。
また、子犬が散歩を嫌がるようになってしまう可能性もあります。
子犬が帰りたがる場合は、無理に散歩を続けるのではなく帰ってあげましょう。
また、子犬が散歩を楽しめるように散歩のコースや時間帯を変えたり、おやつやおもちゃで誘導したりするのも効果的です。
具体的には以下の対処法が考えられます。
- 子犬が疲れたら休憩をとる
- 子犬が怖がったら、その場から離れる
- 子犬が飽きたら、新しい場所やおもちゃを取り入れる
子犬が散歩を楽しめるように飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。
散歩に慣れさせるトレーニング方法とは?

子犬が散歩に行きたがらなかったり、行ってもすぐに帰りたがる時には無理をせず、子犬の気持ちを優先してあげることが大切です。
しかし、いつまでも散歩を嫌がって外に出ないようになってしまうことも問題です。
散歩は子犬の成長にとって不可欠なもので、運動不足の解消、ストレスの解消、問題行動の抑制など様々なメリットがあります。
よって飼い主としては1日も早く散歩に慣れてもらいたいものです。
そんな子犬を散歩に慣れさせるトレーニング方法とは
- 家の中での練習
- 抱っこ散歩
- リード付き散歩
- いろいろな場所に出かけてみる
- おやつやおもちゃで誘導する
- 褒めてほめてほめまくる
- 無理をさせない
このような点に気をつけて順を追って慣れさせていきましょう。
家の中での練習
まずは、家の中で首輪やリードをつけて慣れさせましょう。
首輪やリードは、子犬が嫌がらないように少しずつ慣れさせます。
抱っこ散歩
家の中で慣れてきたら、抱っこ散歩で外に出てみましょう。
最初は、家の周りから始めて徐々に距離を伸ばしていきます。
リード付き散歩
抱っこ散歩で外に出ることに慣れてきたら、リード付き散歩を始めましょう。
最初は、家の周りを短い時間だけ歩きます。
いろいろな場所に出かけてみる
子犬が散歩に慣れてきたら、いろいろな場所に出かけましょう。
ただし、交通量や騒音が多い場所は避け、子犬が安心して過ごせる場所を選びましょう。
おやつやおもちゃで誘導する
散歩が楽しいと思えるように、おやつやおもちゃで誘導しましょう。
褒めてほめてほめまくる
子犬が散歩をしているときには、たくさん褒めてあげましょう。
褒められることで散歩が楽しいと思えるようになります。
無理をさせない
子犬が嫌がる場合は、無理に散歩をさせないようにしましょう。
無理に散歩をさせてしまうと子犬が散歩を嫌いになってしまう可能性があります。
子犬の散歩に慣れさせるには、時間と根気が必要です。
無理をせず、少しずつ慣らしてあげましょう。
散歩の後はバイキンがいっぱい!散歩の後は足を綺麗に拭いてあげましょう。
子犬の散歩の慣らし方まとめ

- 早めに散歩に慣れる準備をしておくことで、初めての散歩も抵抗なく慣れさせていくことができるようになる。
- ワクチン接種が終わっていなくても地面に下さなければ散歩をさせることは可能なので抱っこ散歩などで外に連れ出すと良い。
- 子犬が散歩を嫌がり行きたがらない理由には首輪やリードが合っていない、散歩中に嫌な思いをした、社会化不足、体調が悪い、散歩が長すぎるなどが考えられる。
- 子犬が散歩を怖がったり、帰りたがったりすることはごく自然なことなので無理をせず少しづつ散歩に慣れさせることが大切。
今回は子犬の散歩の慣らし方についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。