犬は散歩に行かないとどうなる?ストレスが溜まる?運動不足?

2022年6月28日

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犬は散歩に行かないとどうなる?

犬は散歩に行かないとどうなる?

犬の散歩に行かないでもストレスは解消できる?

散歩に行かない日がたまにあっても大丈夫?

夏の暑い日や冬の寒い日は散歩に行かない方がいい?

こんな犬の散歩に行かないことによる疑問についてご紹介いたします。

犬は散歩に行かないとどうなる?

犬の散歩に行かない

結論から言うと、犬は散歩に行かないとストレスが溜まります。

犬にとって外の世界は楽しいもので、肌に感じる空気の温かさや冷たさ、草花の匂い、自動車や自転車の音、大勢の人や犬との出会いなどにより探索欲求を満たすことができます。

そして散歩は大好きな飼い主さんと同じ時間を共有できるかけがえのないものです。

一日の大半を家の中で過ごす犬にとって、散歩は人生の一大イベントといっても過言ではありません。

最初に散歩に行かないことでストレスが溜まると言いましたが、散歩の効果はそれだけではありません。

散歩に行かないことで起こるリスクは大きく分けて5つ挙げられます。

  • ストレスが溜まる
  • 運動不足による肥満
  • 問題行動が増える
  • 社会性がなくなる
  • 老化が進行する

一つずつご紹介します。

ストレスが溜まる

犬にとって散歩は身体的にも精神的にも良い刺激を与えてくれます。

そのため、散歩に行かないと探索欲求が満たされなくなりストレスが溜まります。

また、ストレスは下痢や嘔吐、皮膚炎、脱毛症などさまざまな病気を引き起こす原因の一つとされています。

このように、愛犬に辛い思いをさせてしまわないようできる限り散歩に行くようにしましょう。

運動不足による肥満

犬は散歩に行かないことで運動不足になり、肥満体型になりやすくなります。

脂肪が増えて内臓が圧迫されると心臓に負担がかかったり、体重が増えることで骨や関節に負担がかかり、関節症になる恐れもあります。

ダックスフンドやコーギーなどの胴長短足の犬種は標準体型でも普段から骨や関節に負担がかかっているため、とくに気を付けましょう。

問題行動が増える

散歩に行かないことでストレスが溜まり、噛むや吠えるなどの攻撃性を示したり、飼い主さんの洋服や靴、家具などを破壊するなど、さまざまな問題行動をすることもあります。

また「散歩に行けなかった」「外で思いっきり走りたいな」という思いから、飼い主さんへの信頼も薄れる恐れもあります。

社会性がなくなる

犬は散歩に行かないと外の世界に触れることができず、飼い主さん以外の人や他の犬と交流することができないため、社会性がなくなってしまいます。

そうなると他者への警戒心や恐怖心が強まったり、攻撃性を示す恐れがあります。

老化が進行する

犬も年齢を重ねると足腰が弱まり、動きたがらなくなります。

しかし散歩へ行かないとさらに筋肉が衰え、血流の循環が滞り、ストレスが溜まり、老化が進行します。

シニア犬の散歩は「運動のため」というより「気持ちをリフレッシュさせるため」が目的となります。

散歩に行くことを極端に嫌がらない場合は、少しでも散歩に行くようにしましょう。

犬の散歩に行かないでもストレスは解消できる?

散歩に行かなかったとしても、家の中で愛犬と遊んだりコミュニケーションをとることができればストレスは解消できます。

愛犬とのコミュニケーションの時間をいつもより長く作ってあげましょう。

オススメは、「引っ張り合いっこゲーム」と「芸を教える」です。

引っ張り合いっこゲームは、ヒモやオモチャなどを引っ張り合うゲームです。

体全体に力が入るので運動になり、ストレス解消にもなります。

犬は飼い主さんの楽しんでいる姿が好きなので、一緒に引っ張り合いっこゲームを真剣に楽しみましょう。

テンションが上がりすぎると家具にぶつかる恐れもあるので、周りに注意しながら遊びましょう。

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また、オテやオスワリなどの芸を教えることもオススメです。

体を動かして運動になるだけでなく、頭を使うので認知症の予防にもなります。

オテやオスワリの他にフセやハイタッチ、チョウダイなど難易度が高いものもあるので、いろいろ試してみるのも楽しいと思います。

家での遊びは、お互いに楽しんで行うことが大切です。

犬の集中力が切れたり、疲れたような仕草がみられたらすぐにやめて休憩させてあげましょう。

散歩に行かない日がたまにあっても大丈夫?

散歩に行かない日

豪雨や雷雨、積雪など天気が優れない日は無理に行く必要はありません。

また飼い主さんの体調が優れない日や、犬が散歩に行きたがらない日もあるでしょう。

また、筋肉や骨が細くて弱い小型犬や超小型犬は長時間の散歩や激しい運動は必要ないので、散歩に行かない日がたまにあっても大丈夫といえます。

どうしても散歩に行けない日があるのはしょうがないことだと思います。

そのような日は、前述でご紹介したお家ゲームを試してみましょう。

しかし、犬種や体の大きさ問わず、基本的には犬の散歩は毎日行うようにしましょう。

季節によって変わる風景により、犬の感受性がさらに豊かになるはずです。

春は花や草花がたくさんあるので、散歩をすることで草花の甘い香りで嗅覚を刺激できたりや、温かい風に触れることができます。

いつものコースだけでなく、ドッグランに行って他の犬と触れ合ったりするなど交流を深めるチャンスでもあります。

春の気持ちよさを感じることで、ストレス解消にもなります。

夏は海や川などに遠出したり、登山やキャンプなどのアウトドアに挑戦してみるのも良いでしょう。

しかし、夏の散歩には注意が必要なことがいくつかあります。後述でご紹介します。

秋は春と同様、積極的に外に散歩に出かけましょう。

残暑の空気やニオイ、柔らかい風などの秋特有の雰囲気を感じることができ、犬も興味津々で楽しく散歩することができます。

外の冷たい空気に触れたりニオイを嗅ぐことで、ストレス解消になります。

雪が降った日は、初めてみる雪の景色にテンションが上がって雪遊びをするかもしれません。

夏の暑い日や冬の寒い日は散歩に行かない方がいい?

夏の犬の散歩

夏でも冬でも、「十分な準備」と「散歩に行く時間帯」に気を付ければ、散歩に出かけても大丈夫です。

夏の散歩は、朝晩の比較的涼しい時間帯に行うようにしましょう。

強烈な日差しや紫外線、高温多湿な気候は犬にとって負担となります。

また、地面のアスファルトや側溝の鉄格子の部分にも注意しましょう。

日中の熱を十分に吸い込んでいて、朝晩であっても冷めていないことが多くあり、肉球を火傷してしまう恐れがあります。

冬の散歩は、一日の中で最も気温が高い日中に散歩に行きましょう。

しかし、激しい雪や雨の日は無理に散歩に行く必要はありません。

犬がストレスを溜めないように、家の中でヒモの引っ張り合いっこやボール遊びをしてあげましょう。

犬の散歩に行かないまとめ

犬の散歩に行かない
  • 犬は散歩に行かないとストレスが溜まる
  • 散歩に行かないことで起こるリスクは5つ
  • コミュニケーションを取ることができれば、ストレス解消ができる
  • 飼い主さんと犬の状況を見て、たまに散歩に行けないのはしょうがないこと
  • 夏と冬の散歩は「十分な準備」と「散歩に行く時間帯」に気を付けましょう

今回は犬の散歩に行かない事に対する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。

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  • この記事を書いた人

マサ

20年以上の犬の飼育経験から得た知識を多くの愛犬家に発信しています。私の経験と知識が皆様の愛犬の世話のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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