
犬が散歩で歩かないとイライラしてしまう
犬が散歩で歩かないのはわがまま?
犬が散歩の時に歩かない理由とは?
こんな犬が散歩の時に歩かない理由についてご紹介いたします。
目次
犬が散歩で歩かないとイライラしてしまう

散歩中に愛犬が急に足を踏ん張って歩かなくなったり、その場に伏せてしまって動かなくなってしまった経験はありませんか?
実は、多くの飼い主が「犬が散歩で歩かない」という経験をしています。
優しく声をかけてみたり、おもちゃで気を引いてみたり、あの手この手で歩かせようとしてもなかなか歩いてくれず、イライラしてしまう飼い主も多いでしょう。
愛犬のためにせっかく時間を作って散歩へ連れ出したのに、歩いてくれないとなればイライラしてしまうのは仕方のないことです。
しかしこのイライラ、実は愛犬にも伝わっています。
犬は、家族の気持ちを汲み取ることが得意な生き物です。
嫌なことがあったり悲しい気持ちになったときに、そっと愛犬が寄り添ってくれた経験がある人も多いでしょう。
飼い主の気持ちを察知できるということは、飼い主がイライラしていることも愛犬は気付いています。
愛犬にイライラが伝わってしまうと、愛犬のための散歩なのに愛犬も心から散歩を楽しめなくなってしまうかもしれません。
とくに散歩はほぼ毎日行う飼い主が多く、ついつい毎日の業務になってしまいがちです。
「散歩は毎日しなくてはいけないから」という気持ちで散歩を行ってしまうと、それが愛犬にも伝わって散歩が楽しくなくなってしまいます。
散歩は愛犬の「運動」や「リフレッシュ」を目的に行うものです。
愛犬に楽しんでもらえなければ、散歩に行っても意味がありません。
大切な愛犬に散歩を楽しんでもらうためにも、まずは飼い主自身が散歩を楽しむことを心掛けてみましょう。
飼い主が楽しいと、愛犬もきっと散歩が楽しいと感じてくれます。
犬が散歩で歩かないのはわがまま?

犬は飼い主に構ってほしい時や抱っこしてほしい時に、わざと歩かなくなることがあります。
とくに健康状態に問題がなく、年齢の若い犬の場合はわがままで歩かない可能性が高いです。
散歩に慣れていない若い犬が散歩中に立ち止まることはよくありますが、この時に抱っこをしてしまうと「立ち止まると抱っこしてもらえる」と覚えてしまうので注意しましょう。
一度、抱っこ癖がついてしまうとどこでも抱っこを要求するようになってしまうので、愛犬が散歩で歩かないからと抱っこはしないようにしてください。
しかし、犬が散歩で歩かない理由はわがままだけではありません。
犬は飼い主に伝えたい事があっても言葉で伝えることができないので、歩かないことで何かを伝えようとしているのです。
愛犬が歩かない理由がわかれば飼い主のイライラも解消されるかと思うので、散歩で犬が歩かない際に考えられる理由をご紹介します。
犬が散歩の時に歩かない理由とは?

犬が散歩の時に歩かない理由①怪我・病気
散歩中に足を怪我してしまい、痛みを感じて歩かなくなることがあります。
とくに夏場はアスファルトが高温になりやすく、足の裏を火傷してしまうこともあるので注意が必要です。
ほかにも足の裏にトゲが刺さったり、足の裏の皮がめくれてしまったりと怪我をしてしまうことはよくあるので、「いつもより歩くスピードが遅い」「なんだかいつもより動きがぎこちない」と感じたら怪我をしていないか確認してあげましょう。
また関節疾患や心臓病の可能性もあるため、普段と様子が違うと感じたらすぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
犬が散歩の時に歩かない理由②過去の経験によるトラウマ
自分よりも大きな犬に追いかけられたり、大きな音に驚いたりと愛犬が散歩中に怖い思いをしたことはありませんか?
もしそうした経験があるのなら、それがトラウマとなって散歩が怖くなっているのかもしれません。
毎回同じ場所で歩かなくなる場合、そこで起こったことを覚えてしまっている可能性が高く、こうした精神的なトラウマは改善するのに時間がかかります。
散歩に行く時間を変更してみたり、大好きなおもちゃを使って気を引いてみたりしても改善されない場合は思い切って散歩コースを変更してみましょう。
犬が散歩の時に歩かない理由③疲れ
人間がたくさん歩いたり走ったりして疲れるように、犬も散歩中につかれて動かなくなることがあります。
とくに年を取ったシニア犬は、体力が衰えてきているため疲れやすいです。
シニア犬でなくても犬種によってはあまり体力がなく、長時間散歩したり途中で走ったりして疲れてしまうことがあります。
息遣いが荒く、疲れている様子がある場合は無理に歩かせようとせずに一度休憩を挟んであげましょう。
犬が散歩の時に歩かない理由④ハーネスやリードが嫌い
ハーネスやリードを新しいものと取り替えたときに歩かなくなることもあります。
脇の下や胸に当たるのが嫌だったり、リードの金具が嫌だったり、苦しかったりすると立ち止まって散歩を嫌がることで飼い主に訴えかけているのです。
毛の短い犬種はハーネスなどが身体に擦れやすく怪我をしてしまうこともあるので、嫌がっている素振りを見せていたら違う形状のものにかえてあげましょう。
犬が散歩の時に歩かない理由⑤暑い
気温が高くなる夏場は、散歩自体を嫌がる子もいます。
犬は人間よりも地面に近い位置にいるため、とくに暑さを感じやすく体力を消耗しやすいです。
夏はどうしてもバテやすくなるので、日陰の多いルートを選んだり暑さが落ち着いた夕方以降に散歩を行うなどして対応しましょう。
また、寒い冬や雨の日にも散歩を嫌がる子がいます。
愛犬が楽しんで散歩を行えるように、その日の気温や天候に合わせて散歩ルートや時間を決めるようにしてあげてください。
このように、犬が散歩で歩かないのには様々な理由があります。
理由を知っておくとその都度対応しやすくなるので、飼い主のイライラも軽減されるでしょう。
犬が散歩で歩かない時に気を付けてほしいのが、歩かないからと愛犬を叱ったり、無理やりリードを引っ張らないことです。
散歩中に叱られると犬は散歩に対して嫌なイメージを抱くようになり、散歩自体を嫌がるようになってしまうかもしれません。
無理やり引っ張られることに対しても嫌なイメージを抱きやすく、首にも負担がかかってしまうので絶対にやめましょう。
犬が散歩で歩かない時は周りに愛犬が怖がっているものはないか、痛がったり疲れた様子を見せていないかなどしっかりと観察して愛犬の変化に気付いてあげてください。
犬が散歩の時に歩かない理由まとめ

- 犬が散歩中に歩かなくなる事に対する飼い主のイライラは犬にも伝わってしまう
- わがまま以外にも怪我や病気、過去のトラウマや疲れなど歩かないことには様々な理由がある
- 散歩で犬が歩かないからといって、叱ったり無理やり引っ張ったりしてはいけない
- 散歩で犬が歩かない時は、周囲に怖がっているものはないか怪我をしていないかなど愛犬の様子をよく観察する
今回は犬が散歩中に歩かない理由についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。