
犬が散歩ですぐに帰りたがるのはなぜ?
犬が散歩を怖がる理由は?
犬が散歩で帰りたがらないのはなぜ?
こんな犬が散歩中に帰りたがる理由と帰りたがらない理由についてご紹介いたします。
目次
犬が散歩ですぐに帰りたがるのはなぜ?

散歩に行きたがるのに外に出るとなぜかすぐに帰りたがる犬がいます。
「大好きな散歩のはずなのにどうして?」と思う飼い主は多いでしょう。
犬が散歩から帰りたがる理由について考えてみましょう。
散歩の途中で怖い思いをした経験がある
散歩の途中で帰りたがる犬は、その先の道で怖い思いをした可能性があります。
他の犬に吠えられた、車の音がした、工事をしていて大きな機械音がしたなど思い当たることはありませんか。
怖がる間はしばらくその道を通らないことも対処法のひとつです。
無理矢理通らせるのは余計に恐怖心を強くすることになるので気をつけましょう。
夏の暑さが嫌で散歩から帰りたがる
夏場の散歩で、すぐに犬が帰りたがることもあります。
真夏のアスファルトの熱さや外の暑さは犬にはとても危険です。
真夏のアスファルトは肉球がやけどするほどの温度になっている可能性があるため注意しましょう。
また、熱中症や体調不良にならないよう夏場の散歩は明け方か外が涼しくなる夕方以降に行くのをおすすめします。
新しいリードや首輪が気に入らないから帰りたがる
リードや首輪が気に入らず、すぐに帰りたがることもあります。
首輪の窮屈さを嫌がる犬にはハーネスタイプがおすすめです。
ハーネスは首輪よりも犬のからだへの負担が少ないといわれています。
首と脇下をホールドするので散歩中に首輪が抜ける心配もありません。
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他にも暗い時間に散歩に行くことによる恐怖心や体調不良など犬が散歩から帰りたがる理由は様々ですので、愛犬の様子をよく観察しながら原因を探してみてください。
帰りたがる犬の中には帰り道になるといつも決まってダッシュをする犬がいますが、リードが外れ愛犬が危険な目に合う恐れがあるので好き勝手にダッシュをさせるわけにはいきません。
しつけのひとつとして、いつも駆け出す場所に着いたらリードを軽く引っ張り「待て」の声かけで急なダッシュを阻止しましょう。
帰り道を覚えているから大好きな家に向かってダッシュで帰ろうとしているので、時々帰り道を変えるのも突然のダッシュを防ぐのに効果的です。
散歩帰りの犬が生臭い

無事に家に着いてほっとしたのも束の間、愛犬が生臭いときがありませんか。
それは、散歩中にでた愛犬の汗のニオイと、肛門線からでるニオイが原因かもしれません。
犬の汗は肉球にあるエクリン線と、体全体にあるアポクリン線からでます。
エクリン線からでる汗はさらさらとしていて、ニオイがほぼないなのが特徴ですが、アポクリン線からでる汗は油っぽく、生臭いといわれています。
散歩後に臭うのはこのアポクリン線からの汗が原因です。
家に帰ってきたらボディータオルや蒸しタオルでからだ全体と足の裏を拭き、よく乾かしてあげると散歩後のニオイの軽減に効果的です。
肛門からでる分泌液ですが、犬が走ったり、動き回ったり、興奮したりするとでる自然な液なので病気ではありません。
うんちとともに分泌液を自然と排出できる犬もいれば、肛門線を絞ってあげないとうまく排出できない犬がいます。
肛門線は、犬の肛門からやや下の両サイドにあり、分泌液がたまっているとぷくっと腫れていることが多いです。
飼い主の指でゆっくり押し出してあげましょう。
このとき、愛犬のおしりを覗き込むと絞り出した液が顔に飛んでくることもあるので気をつけてください。
自力で絞るのが不安なひとや、絞ってもまだニオイが気になるときは、獣医さんにやってもうのもおすすめです。
定期的に分泌液を絞ってもらってからニオイが気にならなくなったという飼い主も多いです。
汗をかいたから、おしりが臭うからと、頻繁にシャンプーをするのはおすすめできません。
犬の皮膚はデリケートです。洗いすぎると必要な皮脂まで落としてしまい皮膚トラブルの原因になります。
汚れがひどいときを除き、シャンプーは月1~2回程度にしましょう。
犬が散歩を怖がる理由

愛犬が散歩に行きたがらない、びくびくしている気がする。
そんなときは、散歩中の音や刺激を怖がっている可能性があります。
大きな車が横を通ると、音とともに風圧があり飼い主自身も驚くことありますよね。
工事中の場所を通るときも機械の音が響きます。
犬には予期できず、突然聞こえる大きな音は恐怖の原因になります。
外が暗くなってから散歩に行っているよという飼い主も多いのではないでしょうか。
熱中症予防のために真夏には暗くなってから行くという人もいるかもしれませんが、外が暗いことだけでも愛犬が怖がる原因になります。
犬にとって暗い道は視界が非常に悪く、敵がどこからでてくるのかと常に気を張っている状態になります。
日中よりもさらに音などに恐怖を感じやすくなるのです。
また、昼夜問わず他の犬に吠えられた経験があると散歩を怖がることがあります。
犬同士も相性があるのでしかたないことですが、会うたびに吠えられていたら愛犬も飼い主もストレスです。
愛犬がより安心して散歩を楽しめるように、交通量や他の犬が少ない、コースや時間帯への変更を検討してみてください。
夜道の散歩の際は、必ず光るものを携帯しましょう。
こちらから見えていても、車やバイク、自転車に乗っているひとからは見えづらいので、犬と飼い主の安全のためにも光るものを身に付けることをおすすめします。
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犬が散歩で帰りたがらないのはなぜ?

散歩に出た途端に帰りたがる犬がいる一方、なかなか家に帰りたがらない犬がいます。
必死に抵抗する犬の姿は可愛く、SNSでも「#帰りたくない犬」がヒットするほど話題になりました。
ですが、毎日のように帰りたくないと抵抗される飼い主にとっては深刻な問題ですよね。
ついイライラして帰ることで頭がいっぱいになりますが、犬の立場になるときっと最短の解決方法が見つかります。
散歩は自宅にはない刺激がたくさんあり犬にはとても楽しい時間です。
飼い主を独り占めできる唯一の時間でもあります。
ワクワク、ドキドキしながら歩いていたら突然飼い主からの「帰るよ」サインがあったら当然犬は「嫌だ!」と抵抗します。
まだ散歩をしていたい気持ちを受け取ってあげ、いつもより散歩時間を長めにしたり、愛犬が興味をもったニオイを十分に嗅がせてあげ、愛犬の満足感を満たしてあげましょう。
散歩時間ですが、短くても長くても犬は帰りたがりません。
犬の体格や性格によって異なるものですが、小型犬の場合30分程度、中型犬や大型犬は1時間以上が目安です。
適度な長さの散歩時間にしましょう。
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なかなか帰りたがらないからと、犬を強引に引っ張ったりするのはおすすめできません。
余計に抵抗して帰らなくなる恐れがあります。
家にきちんと帰れたら、ご褒美をあげるやり方が帰りたがらない犬には効果的です。
ご褒美はおもちゃ、おやつ、ごはん、なんでも構いません。
必ず家に着いてから与えるのがポイントです。
犬の散歩まとめ
- 犬が散歩の途中で帰りたがるのは、家が好きで早く帰りたい場合もあるが、散歩で怖い思いをした、暑くて歩きたくない、体調不良などの可能性もあるので、様子をよく観察する。
- 散歩を怖がるのは、車や工事の音、他の犬、暗い道が原因で怖がっている可能性があるので、散歩コースや時間の変更を検討してみる。
- 夜間の散歩は飼い主も愛犬も目立つアイテムが必須。
- 散歩が楽しすぎて帰りたがらない犬には、帰宅したらご褒美を与える方法が効果的。
- 家に帰っても良いことがあると学習させることで帰るときの抵抗が減る。
今回は犬が散歩中に帰りたがる理由や帰りたがらない理由についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。