
犬の散歩で水分補給は必要?水飲みはどうする?
犬の散歩に最適な水飲みグッズとは?
犬が散歩中に水を飲まない時は?
こんな犬の散歩中の水分補給に関する疑問についてご紹介いたします。
犬の散歩で水分補給は必要?水飲みはどうする?

散歩中の犬は水分補給をする必要があるのでしょうか?
結論から申し上げますと、犬にとって散歩中の水分補給はとても大切です。
犬の体は子犬の場合は70~80%、成犬の場合は50~80%が水分でできています。
実は、人間よりも水分の割合が高いのです。
人間は暑い時には汗をかいて体温調節をします。
しかし犬は汗を分泌するための汗腺(エクリン線)が少なく、鼻先や肉球、耳の中にしかありません。
よって犬は人間よりも体温を下げるのが苦手ともいえます。
そのため犬は、熱くなってしまった体温を下げるために水を飲みます。
犬がガブガブと水を飲む様子を見たことはありませんか?
それは、のどが渇いたということだけではなくて、動いて熱くなった体を冷ますために水を飲んでいるということもあるのです。
ですので、散歩中の水分補給はとても大切です。
特に夏場は体温の上昇が早く体に熱が籠ります。
また、夏場のコンクリートはとても熱くなります。
犬は人間よりも地面に近い位置を歩くため、より多くの地面の熱を吸収してしまいます。
犬が大きく口を開けて、舌を出して「ハァハァ」と呼吸をすることを「パンティング」といい、体温を下げる行動のひとつですが、散歩中にこのような行動を取る場合には、水を与えてあげましょう。
散歩中に水溜りがあった場合に、犬はその水を飲もうとすることがあります。
そのような行動は犬が水分補給を試みようとしているのですが、泥水は衛生的ではありません。
ですので、散歩中には犬にすぐに水を飲ませられるように、水分補給グッズを持ち歩くようにしましょう。
犬の散歩に最適な水飲みグッズとは?

犬の水飲みグッズを携帯していない場合には散歩中にすぐに水を飲ませるのは意外と難しいかもしれません。
散歩コースに公園があれば水道の蛇口があるかもしれませんが、そんな散歩コースばかりではありません。
犬の散歩に最適な水飲みグッズとはどのようなものなのでしょうか。
一番安価で揃えられるのは百均です。
今日のペットブームで、最近の百均のペットコーナーはとても充実しています。
おすすめはシリコン製の折り畳み式の器です。
その折り畳み式の器と家にある空のペットボトルに水を入れて持ち歩けば、犬に水を飲ませたい時にすぐに飲ませることができます。
折り畳み式なので、散歩バッグの中に小さく畳んでに入れることができ大変便利です。
また、リッチェルというメーカーの「お散歩ハンディシャワー」という商品もとてもおすすめです。
こちらはペットボトルと併用するものです。
水が出る位置に、折りたためる受け皿がついており給水器として使えます。
立ったまま片手で犬の口元に水を持っていくことができるので、大変便利です。
折り畳みの受け皿を閉じると、水がシャワーのように出るようにもなっているので、犬がおしっこをしたあとに、水をかけて流すこともできます。
まさに一石二鳥の便利な給水器です。
また、リッチェルというメーカーは、昔からペット用品を販売している専門のメーカーなので、品質は高く安全性も保障されています。
愛犬の為に、良いものを買ってあげたいという方は是非参考にしてみてください。
犬が散歩中に水を飲まない時は?

散歩中に愛犬が水を飲んでほしい時に飲んでくれないことはありませんか?
こまめな水分補給をさせようと心がけているのに犬が飲んでくれない時は、「脱水になっていないかな」などと、少し心配になるものです。
獣医さんも夏場の散歩中は、いつもよりも多く水分を取ることを勧めています。
犬が散歩中に水を飲まないのは、水分補給よりも犬の好奇心を強めるものが邪魔をしていることが考えられます。
例えば、他の犬や人が大好きな犬は、もしそれらが近くにいる時には水どころではなく、近寄って「一緒に遊びたい!」というお遊びモードに入ってしまいます。
先に十分触れ合わせてあげてから水分補給をするか、その対象物が目に入らない場所まで移動してから、水を差し出してみましょう。
のどが渇いていて、邪魔するものがない状態だとすんなりと飲んでくれます。
また、犬が散歩中に水を飲まないのは、気温が暑すぎて、飲む気になれないという可能性もあります。
犬は、暑い時にはまずは、口を大きく開けて、ハァハァとパンティングをして体温を下げようします。
水を飲むためには、パンティングを一旦止めないといけません。
パンティングに必死になっている時は、水を差し出しても飲んでくれません。
そんな時には、足や首のあたりに水をかけて体を冷やしてあげましょう。
すると体温が下がり、パンティングが落ち着いて、水分補給ができる状態になります。
その他には、保冷剤をくるんだタオルを首に巻いてあげるという方法もあります。
フレンチブルドッグなどの鼻が短くて、首の皮が厚い犬種は、特に体温を下げるのが苦手です。
そういった犬種は特に、水分補給よりもパンティングに必死になりがちです。
初めに散歩に出るときから、保冷剤を首に巻いておいてあげるだけで、体温が急激に上がりすぎるのを防いで、水が飲みやすくなります。
保冷剤では冷えすぎが心配という方には犬専用の暑さ対策グッズも多く販売されていますので探してみると良いでしょう。
このような対応をしても犬が散歩中にあまりにも水を飲まない時には、脱水症状を疑いましょう。
脱水症状が起きると衰弱が進んで、逆にどんどん水を飲まなくなってしまいます。
脱水の可能性がある場合のチェック方法があるので試してみてください。
まず、犬の首の皮を90度に引っ張ってみます。
指を離してから、5秒以上皮が元の位置に戻らない場合には、脱水症状を引き起こしている可能性が高いといえます。
色々と試してみても、全く水分を取らない場合には、すぐに動物病院を受診するようにしてください。
犬の散歩の水分補給まとめ

- 犬にとって散歩中の水分補給は大事
- 散歩中に水を飲まない時には、犬の好奇心を強めるものが周囲にあるかもしれない
- 気温が暑すぎて、飲む気になれないという可能性もあるのでクールダウンが必要
- 散歩中の水分補給には給水グッズを使うととても便利
今回は犬の散歩中の水分補給に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。