
犬のおもちゃは知育玩具がおすすめ?期待できる効果は?
犬の知育系おもちゃを選ぶポイントは?
犬の知育玩具は手作りできる?
犬の知育玩具のおすすめランキング!
今回はこんな犬の知育玩具に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
犬のおもちゃは知育玩具がおすすめ?期待できる効果は?

ボールやロープなどのおもちゃを使って犬と遊ぼうとしてもあまり遊んでくれないと言う場合、それはもしかすると、犬がただのおもちゃ遊びに飽きて退屈しているからかもしれません。
そんな時におすすめなのが犬用の知育玩具です。
犬に知育玩具がおすすめな理由と期待できる効果として、次のような事が挙げられます。
- 頭を使って遊ぶので退屈しない
- ストレス発散になる
- 無駄吠えしにくくなる
- 留守番の時の悪戯防止になる
- 考える力や集中力が増す
犬は人間で言うと3歳~7歳程度の知能があると言われています。
3歳から7歳といえば、幼稚園年少から小学1年生くらいの知力ということになります。
このくらいの年齢の人間の子供に、ただのボール遊びやロープの引っ張りっこ遊びなどの単調な遊びをやらせても、すぐに飽きてしまうものです。
同じことが犬にも言えます。
このような単調な遊びに飽きてしまっている犬に知育玩具は最適です。
知育玩具は単調なおもちゃ遊びとは違い、頭を使って遊ぶことができます。
これにより退屈しないで夢中になって遊ぶことができるのです。
また、夢中になっておもちゃで遊ぶので、犬のストレス発散に効果的です。
さらに、知育玩具で十分に遊ぶことでストレスが発散できるため、無駄吠えしなくなるというメリットもあります。
犬の無駄吠えの原因として、「ストレス」や「要求吠え」があります。
運動不足によるストレスで吠えてしまったり、飼い主さんと遊びたいなどの理由から要求吠えをしてしまうケースです。
このような原因による無駄吠えを知育玩具で遊ばせることで解消する事ができます。
何故なら、知育玩具で夢中になって遊ぶことでストレスが解消されますし、遊びたい欲求も満たされるからです。
また、犬だけで留守番させる時の悪戯防止にも知育玩具は役立ちます。
犬に留守番をさせて家に帰るとおしっこシートはビリビリに。
ゴミ箱も荒らされゴミが散乱している。
そんな悪戯を経験した方は少なくないでしょう。
犬がこのような悪戯をしてしまうのは飼い主さんがいない寂しさや留守番の退屈が原因です。
この寂しさや退屈しのぎに効果的なのが知育玩具です。
お気に入りの知育玩具があれば、犬は留守中も夢中になって遊びます。
そして、遊び疲れたらお気に入りの場所で眠っていることでしょう。
このように、一人で留守番をする寂しさやストレス、退屈な気持ちなどが知育玩具で遊ぶことで解消されるので、犬の留守中の悪戯を抑える効果が期待できるのです。
知育玩具の多くは中に餌やおやつなどの食べ物を入れて使います。
「この食べ物はどうやったら取れるのか?」、それを犬は一生懸命に考えながら知育玩具を転がしたり咥えたりします。
このように一生懸命に考えながら遊ぶことが、犬の考える力や集中力を高めるのに効果的だと言われています。
知力がある犬にとっては単調なおもちゃ遊びは退屈に感じてしまうため、すぐに飽きてしまうケースが多いものです。
そのような場合には頭を使う知育玩具を使って遊ぶのが良いでしょう。
夢中になって遊んでくれますし、遊びながら考える力や集中力も高められるのでおすすめです。
犬の知育系おもちゃを選ぶポイント

犬に知育系のおもちゃを与える場合、どのようなポイントに注意しておもちゃを選べば良いのでしょうか?
犬の知育系おもちゃを選ぶポイントとして次のような点が挙げられます。
- 犬に合った難易度のおもちゃを選ぶ
- 安全な素材のおもちゃを選ぶ
- 誤飲しないように犬のサイズに合ったおもちゃを選ぶ
- 使用目的に合ったおもちゃを選ぶ
犬の知育玩具にはただ転がせば食べ物が出てくるものから、よく匂いを嗅いだり仕掛けを動かしたりしないと食べ物を見つけられないものまで難易度は様々です。
そのため、いきなり難しい難易度の知育玩具を与えても、上手に遊べずに飽きてしまう可能性があります。
まずは簡単な知育玩具からスタートして、だんだんと難易度を上げていくようにすると良いでしょう。
次に、おもちゃの素材が安全なものかどうかチェックしましょう。
犬がおもちゃを噛んでいるうちに徐々に削れてきてしまうことがあります。
この削りカスを犬が食べてしまうケースも少なくなりません。
このような場合に、犬の体内に入ってしまっても安全な素材かどうかチェックしましょう。
綿やポリエステル、プラスチックや天然ゴムなどの素材は、少量であれば食べてしまってもそのまま便として排出されるので問題ありません。
しかし、おもちゃに防腐剤や塗料が使われている場合には、体に入ると害があるケースもあるので注意しましょう。
次に気をつけなくてはならないのがおもちゃのサイズです。
犬のおもちゃのサイズには大小様々あります。
それは犬のサイズに合わせて色々な大きさのおもちゃが作られているからです。
そのため、犬のサイズに合ったおもちゃを選ぶことが大切なのです。
極端な例を言えば、大型犬に小型犬用のおもちゃを与えてしまうと、大型犬にとってはおもちゃのサイズが小さいため、スッポリと口に入ってしまいます。
この場合、ヘタをするとそのまま丸呑みしてしまう可能性があり危険です。
おもちゃは胃で消化されないため、丸呑みしてしまうと腸で詰まってしまい、そのまま放っておくと命に危険が及ぶ事も少なくありません。
また、治療するにしても全身麻酔を施して内視鏡を使って除去したり、時には手術が必要になるケースもあるため、犬の負担がとても大きいです。
このように、犬のサイズに合っていないおもちゃを与えてしまうと犬が誤飲する恐れがあり、場合によっては犬の命が危険に晒されてしまうので注意してください。
最後に、犬の知育玩具は使用目的に合わせて選ぶようにしましょう。
犬の知育玩具には、飼い主さんとコミュニケーションをとりながらトレーニングをする事を目的としたおもちゃや、留守番の退屈解消のために作られたおもちゃなどがあります。
それぞれの使用目的に合った知育玩具を選んで与えた方がより効果的に遊ぶ事ができます。
以上のようなポイントをチェックしながら犬の知育玩具を選ぶようにしましょう。
犬の知育玩具は手作りできる?
ロープやボールの犬のおもちゃは身近にあるものを使って手作りすることができます。
では、同じように犬の知育玩具を手作りする事も出来るのでしょうか?
結論から言うと知育玩具も手作りすることができます。
簡単なおもちゃに比べれば多少は手間がかかりますが、工夫次第で色々な知育玩具を作ることが可能です。
例えば、比較的作るのが簡単な知育玩具として、不要になったタオルを使って作る方法があります。
作り方は次の通り。
- タオルを縦に3等分に切る
- 端をまとめて結んだら三つ編みに編み込んでいく
- もう一方の端もまとめて結ぶ
これで完成です。三つ編みの隙間に餌を埋め込んで隠すことで、臭いを頼りに餌を探す知育玩具として遊ぶことができます。
他にも、厚手のバスタオルにフェルトを縫い合わせる事で作る方法もあります。
フェルトを四角や三角、ハートなど、好みの形に切りバスタオルに縫い合わせたら、フェルトに切り込みを入れてください。
くれぐれもバスタオルまで切らないように。これで切り込みの中に餌を隠す事ができる知育玩具の完成です。
このように、工夫次第で色々な知育玩具が手作りできるので、気になった方はぜひチャレンジしてみてください。
ただし、知育玩具を手作りする際には犬の怪我に繋がりそうな箇所にテープを貼って保護したり、おもちゃが壊れた際にはすぐに回収するという事を心がけておきましょう。
ペットボトルやプラスチック製品を使って知育玩具を手作りする場合、加工した切り口が尖ったままになっていると、犬が噛んだ時に口の中を切って怪我をする可能性があります。
テープを貼ったり布で覆うなどして犬が怪我しないように保護しましょう。
また、犬の知育玩具を手作りする場合、素材は身近にある布などを使うケースがほとんどです。
つまり、犬用に作られた素材を使うわけではありません。
そのため、犬用に作られた既製品の知育玩具に比べると耐久力が劣り壊れやすいです。
壊れたパーツによって怪我をしたり、破片を誤飲してしまう恐れもあるので、壊れた手作りおもちゃはすぐに回収するようにして下さい。
このように、手作りの知育玩具は作り方や使う素材によって安全性や耐久性が低いケースがあります。
「より安全なおもちゃで長く遊ばせてあげたい!」という場合には、犬用に作られた既製品の知育玩具を購入する事をおすすめします。
犬の知育玩具のおすすめランキング!
犬の知育玩具は目的や難易度によって様々な種類があります。
今回はその中でもおすすめの知育玩具をいくつかご紹介いたします。
知育玩具選びの参考にしていただけると幸いです。
Kong(コング) コングワブラー 全犬種
転がしても起き上がり小法師のようにすぐに起き上がる動きが面白い犬の知育玩具です。
中に餌を入れて使う知育玩具で、難易度は易しい方だと言えるでしょう。
犬が鼻や足を使ってコロコロと転がすことで、本体に開いた穴から餌がこぼれ落ちる仕組みになっています。
中に餌を入れて使うコング製品は他にもありますが、コングワブラーは上下に分解することが出来るので、餌が入れやすく掃除もしやすいのが高ポイントです。
ポリプロピレンというプラスチックの一種の硬い素材でできているので、耐久性が高く壊れにくいのも良いですね。
コングワブラーを転がすたびにパラパラと餌がこぼれ落ちるので、一気に大量に食べる事はできません。
そのため、早食い防止にも効果的な知育玩具です。
楽しく餌を食べながら知育と運動不足解消ができるコングワブラーは、知育玩具が初めてのワンちゃんにおすすめです。
にんじん畑 ノーズワークマット
ノーズワークとは鼻(嗅覚)を使った遊びや仕事のことを指します。
このにんじん畑のノーズワークマットは、マットに開いた穴の中に餌やお気に入りのおもちゃを入れ、にんじんのぬいぐるみを上に被せて隠すようにして使います。
犬は鼻を使って臭いを嗅ぎ、餌やおもちゃが隠された場所のにんじんを咥えて引き抜いて餌やおもちゃを見つけます。
その様子がとても可愛いと SNSなどでも話題となっている商品です。
小型犬から中型犬に適したサイズのおもちゃで、知育玩具としての難易度は普通くらいなので、簡単な知育玩具に飽きたワンちゃんにおすすめですね。
ニーナ・オットソン トリーツ・ゲーム カジノ
ドッグトレーナーも推奨するスウェーデン生まれの犬用知育玩具です。
側面にある6つの引き出しを開けて餌やおやつを探し当てて遊びます。
慣れてきたらさらに難易度を上げる事ができるのがこの知育玩具の凄いところ。
おもちゃの表面に付いている骨型パーツを回転させると、なんと引き出しをロックされるんです。
その骨型パーツを犬が回転させて元の位置に戻さないとロックを解除できず引き出しが開けられないという高難易度にする事も可能なんです。
いきなり挑戦しても犬は開け方が分からないので、まずは飼い主さんが解き方を見せて犬に教えてあげましょう。
そうする事で、飼い主さんと犬のコミュニケーションにもなりますよ。
こちらの知育玩具は難易度が高めなので、通常の知育玩具に遊び飽きたワンちゃんにおすすめですね。
以上、難易度が易しいものから難しいものまで、おすすめの知育玩具をご紹介しました。
こちらを参考に、愛犬にあった難易度の知育玩具を選んであげてください。
犬の知育玩具まとめ

- 犬は人間の3歳~7歳の知力があるので単純なおもちゃに飽きたら知育玩具がおすすめ
- 犬の知育玩具を選ぶ際には犬に合った難易度の物を選ぶこと
- 知育玩具は身の回りの物を使って手作りできるが既製品に比べて耐久性が低いので壊れた時の誤飲等に注意すること
今回は犬の知育玩具についてご紹介しました。皆様のおもちゃ選びの参考にしていただけると幸いです。