犬に骨のおもちゃを与えるメリットは?骨型おもちゃの種類と特徴

2022年6月17日

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犬に骨のおもちゃを与える

犬に噛む骨のおもちゃを与えるメリットは?

犬の骨型おもちゃの種類は?

犬が骨のおもちゃを食べてしまっても問題ない?注意点は?

本物の骨を与えた方が安全?

犬の噛む骨のおもちゃでおすすめは?

今回はこんな犬の噛む骨のおもちゃに関する疑問についてご紹介いたします。

犬に噛む骨のおもちゃを与えるメリットは?

犬に骨のおもちゃを与えるメリット

犬は何か物を噛むということが大好きな動物です。

そんな犬に噛む骨のおもちゃを与えてあげると、とても喜んで噛んで遊びます。

犬が噛む骨のおもちゃで遊ぶとどんなメリットがあるのでしょうか?

それには次のようなものが挙げられます。

  • 噛む欲求を解消しストレスの発散になる
  • 噛むことが脳への刺激になる
  • デンタルケアになる

骨のおもちゃは犬の噛む欲求を解消する

犬は元々狩猟をしていた動物なので、本能的に噛むという欲求が強い動物です。

この噛む欲求を満たせずにいると犬はストレスが溜まってしまいます。

溜め込んだストレスが犬の破壊行動といった問題行動に繋がるため、噛む欲求を満たしてストレスを発散させてあげましょう。

噛む骨のおもちゃは犬が噛んで遊ぶ用に作られているため、犬の噛む欲求を十分に満たしてあげることができます。

骨のおもちゃを噛むことで脳への刺激になる

犬が噛む骨のおもちゃを夢中になってガジガジ噛んで遊ぶのはストレス発散になるだけでなく、脳の活性化にもプラスの効果があるとされています。

噛むという行為によって犬の脳へ刺激が与えられます。

この刺激によって脳の活性が促され、犬の集中力が高まったり学習能力が向上すると言われているのです。

また、老犬の痴呆予防にも繋がるとされています。

骨のおもちゃを噛むことでデンタルケアに

さらに、物を噛むという行為は犬の歯の健康維持にも効果的です。

物を噛む事で犬の歯に付いている食べ物のカスや歯垢が取れます。

つまり、犬が物を噛むという行為には歯磨きのようなデンタルケアの役割もあるのです。

噛む骨のおもちゃの中にはより効果的にデンタルケアができるように工夫されているものもあり、まだ歯磨きが苦手な犬のデンタルケアに重宝します。

以上のように、犬の噛むという行為には犬の健康を維持するための大切な役割があるので、噛む骨のおもちゃのように存分に噛んで遊べるおもちゃを与えて十分に噛ませてあげましょう。

犬の骨型おもちゃの種類

犬の骨型おもちゃの種類

噛む欲求を強く持っている犬は様々な物を噛んで欲求を満たそうとします。

時には家具などを噛んでしまう事も。

そのような時には噛む骨のおもちゃのように、たくさん噛んでも良いおもちゃを与えて存分にカミカミさせてあげましょう。

そんな骨型のおもちゃに使われている素材には色々な種類があり、硬さや特徴も様々です。

骨型おもちゃに使われる主な素材の種類は以下の通りです。

  • 硬質ナイロン
  • 天然ゴム
  • ロープ
  • 布(ぬいぐるみ)

無毒性の硬質ナイロンで作られた骨のおもちゃの特徴は強靭で割れる心配がない事。

通常のプラスチック素材と違い、噛んでいてもバキッと大きく割れてしまう心配が少ないため、大きな破片を誤飲する危険性が少なく安全性が高い素材です。

硬質ナイロン性のおもちゃには、表面に細かな突起をつけて歯磨き効果を高めたものや、犬が夢中になるベーコンフレーバー付きの商品などがあります。

天然ゴムを使った骨のおもちゃの特徴は、高い耐久性がありながら弾力がある点です。

強靭で耐久力のあるおもちゃは硬い物が多いです。

しかし、あまりに硬いおもちゃだと犬が噛んだ時に歯が欠けたり折れたりする心配があります。

しかし、天然ゴムは強靭でありながらも適度な弾力があるので犬の歯が傷つく心配が少なくなります。

また、適度に歯が入るので歯磨き効果があるのも良いですね。

綿のロープなどで編み込まれて作られた骨のおもちゃは歯がロープの間に入りやすいので、歯の汚れを取り除く歯磨き効果が高いというのが特徴です。

耐久性もあるため簡単には壊れません。

ロープの骨のおもちゃは見た目はシンプルですが長く使えるコスパに優れたおもちゃだと言えます。

木を齧るのが好きな犬には木製の骨のおもちゃがおすすめです。

散歩をしていて木の枝を見つけるとすぐに齧りつく犬は多いです。

そのくらい犬は木を齧るのが大好き。

でも、道端に落ちている枝には何が付着しているか分からないので齧らせたくはありません。

そんな時におすすめなのが犬用に作られた木製の骨のおもちゃです。

犬用に安全な素材で作られているので安心して与える事ができます。

また、木製のおもちゃは子犬の歯が抜け替わる時期にもおすすめです。

歯が抜け替わる時期の子犬は歯がむず痒くなるため、椅子や机の脚をガジガジ噛んでしまいます。

これにより木製の家具がボロボロになることも珍しくありません。

そんな子犬には硬めの材質で噛み心地の良い木製のおもちゃを与えてあげるようにしましょう。

このほか、骨の形のぬいぐるみのおもちゃもあります。

ぬいぐるみなので硬くはありませんが、柔らかい噛み心地が好きな犬は夢中になって遊びます。

布に歯が入るので歯磨き効果も期待できます。

以上が犬の骨型おもちゃに使われている主な素材の種類と特徴です。

愛犬が好む素材を選んであげて下さい。

犬が骨のおもちゃを食べてしまっても問題ない?注意点は?

犬が夢中になって骨のおもちゃを噛んでいると、徐々に削れてきてしまう事があります。

このような削れたおもちゃのカスを犬が食べてしまっても問題ないのでしょうか?

結論から言うと、小さな破片であれば糞と一緒に排出されるので問題ありません。

しかし、破片の大きさによっては注意が必要です。

犬用に作られている骨型おもちゃの多くは、万が一食べてしまっても毒性が無い、もしくは毒性が少ない素材を使っています。

そのため、誤って飲み込んでも有害物質が体内で溶け出して健康が害されるという心配はほとんどありません。

ただし、大きな破片を一度にたくさん飲み込んだ場合には注意が必要です。

犬用の骨型おもちゃは犬が噛んでも大きく割れたり裂けたりしないように作られていますが、犬のサイズや噛む力に適していないおもちゃを与えてしまうと、大きく破損する事があります。

この時に大きな破片を飲み込んでしまうと、おもちゃの破片は胃酸で消化されることが無いため、大きすぎる破片が胃や腸で詰まってしまう可能性があり大変危険です。

また、ロープやぬいぐるみといった布製品も一度にたくさん飲み込んでしまうと腸で詰まりやすいので注意して下さい。

以上のように、犬の噛む骨のおもちゃの素材は体に入っても毒性がほとんどないので、少量であれば食べてしまっても問題ありません。

ただし大きな破片を食べてしまうと危険なので、その点だけ注意しましょう。

万が一大きな破片を大量に食べてしまった場合には、すぐにかかりつけの獣医師に相談して下さい。

本物の骨を与えた方が安全?

本物の骨を犬に与える

犬が骨のおもちゃの大きな破片を誤って食べてしまった場合、胃や腸で詰まるなどの危険性がある事が分かりました。

では、おもちゃではなく本物の骨を与えた方が安全なのでしょうか?

確かに本物の骨であれば犬の強力な胃酸によって溶けるため、胃や腸で詰まる心配は少ないでしょう。

また、犬は骨の中の骨髄が大好きなので、骨のおもちゃと本物の骨では犬の喜びようが違います。

このように聞くと本物の骨の方が犬にとって安全なように感じますが、本物の骨でも絶対に安全とは言い切れないのです。

本物の骨であっても注意するポイントはおもちゃの骨と同じです。

  • 大きな破片を食べさせない
  • 硬すぎる骨を与えない

以上の2点は本物の骨であっても注意しなくてはいけません。

確かに犬の胃酸は強力なため、骨を溶かす事ができます。

しかしそれでも、大きな骨の破片は溶け切らずにそのまま腸へと運ばれてしまうことがあるのです。

このような場合、骨の破片が腸で詰まる事があります。

さらに噛み砕いた時に骨が鋭利に割れてしまうと、尖った骨の先端で食道や腸が傷ついてしまうケースもありますし、硬すぎる骨を与えてしまうと歯がかけたり折れたりする事もあります。

このように、本物の骨であっても注意しなければいけないポイントはおもちゃの骨とほとんど変わりません。

この他に、本物の骨ならではの難点もあります。

それは「犬が夢中になりすぎる」という点です。

本物の骨の場合、犬は骨の中に入っている大好物の骨髄を食べようと夢中になって骨を噛み砕こうとします。

このように犬が夢中になって食べている骨を途中で取り上げるのはとても難しいです。

特に、食べ物への執着が強い犬や、興奮時に飼い主さんの指示が入らない犬などの場合はほぼ不可能と言っていいでしょう。

下手に取り上げようとしたら噛まれてしまう恐れがあります。

このような犬が骨を噛んでいるうちに大きく砕けてしまった場合、その大きな破片を食べないように阻止するのは容易ではありません。

そのため、食べ物に執着があったり興奮しすぎる犬には本物の骨ではなくおもちゃの骨を与えた方が扱いやすくおすすめです。

以上のように、本物の骨であっても注意しなければいけないポイントはおもちゃの骨とほとんど同じです。

逆に言えば、扱い方にさえ気をつければどちらを与えても安全性に大きな違いはないと言えます。

あとは犬の性格に合わせて、より扱いやすい方を選ぶと良いでしょう。

犬の噛む骨のおもちゃおすすめ

犬の噛む骨のおもちゃには様々な種類があります。

ここではたくさんある骨のおもちゃの中からおすすめの商品をいくつかご紹介いたします。

犬の噛む骨のおもちゃ選びの参考にしていただけると幸いです。

Hartz(ハーツ) 犬用おもちゃデンタルボーン

ナイロンとポリウレタンで作られた骨型のおもちゃです。

本体部分は硬いナイロン素材、中央部分は弾力性のあるポリウレタンでできています。

本体にはベーコンフレーバーが付いているので、犬の嗅覚を刺激し飽きさせません。

さらに、中央部分にはポツポツとして小さな突起があり、噛むごとにデンタルケアができるのも嬉しいポイント。

サイズは小型犬から大型犬用まで用意されているので、犬のサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。

チュー フォー モアトリーズ 木のおもちゃ

木で出来た骨型の噛むおもちゃです。

犬が木のおもちゃを齧っていると、段々と削れてきますが、この時、削れた木屑を食べてしまう犬が多くいます。

それだけに素材の安全性はとても気になるところ。

犬用の木のおもちゃはたくさんありますが、こちらのおもちゃは国産の無農薬の木を使って作られています。

また、塗料なども使っていないのでとても安全性が高く、犬が木屑を食べてしまっても安心です。

さらに素材の木の種類にもこだわりがあります。

犬が噛んでも大きく裂けたり割れたりしない梨や桜の木を使用しています。

そのため、犬がたくさん噛んでも細かい木屑が出て徐々に削れていくだけで、大きな破片が出る心配が少ないです。

ただし、噛んで削れていくうちに犬が丸呑みできる大きさになってしまったら交換してください。

このように、とても安全性の高いおもちゃなので、歯の生え変わり時期で硬いものを噛みたいパピーにもおすすめの商品です。

サイズも3種類あり、小型犬から大型犬まで対応しています。

Kong(コング) グッディボーン

犬の丈夫なおもちゃとして有名なコングから販売されている骨型おもちゃです。

天然ゴムで作られているので、丈夫な上に弾力があるので、噛む力が強い犬種も安心して遊ぶ事ができます。

両端に餌やおやつを詰める事が出来るので、ただのおもちゃ遊びには興味が薄い犬でも餌を食べるために頑張ってカミカミしてくれます。

サイズはS、M、Lと3種類あり小型犬から大型犬まで対応しているので、犬の体の大きさに合ったサイズのおもちゃを選びましょう。

以上が犬の噛む骨のおもちゃでおすすめの商品です。

犬の骨のおもちゃまとめ

犬の骨のおもちゃ
  • 犬が噛む骨のおもちゃで遊ぶことでストレス発散や顎の強化、デンタルケアといったメリットがある
  • 骨のおもちゃには様々な種類の素材が使われており、素材ごとに硬さや特徴が異なる
  • 犬用の骨のおもちゃに使われている素材は無毒なので小さな破片なら食べても問題は無い
  • 大きな破片を食べると胃や腸で詰まる恐れがあるので注意する
  • 本物の骨もおもちゃの骨も安全性や注意点はほぼ同じ
  • 食への執着が強い犬などに本物の骨を与えると回収が困難なケースが多いのでおもちゃの骨の方がおすすめ

今回は犬の噛む骨のおもちゃについてご紹介しました。皆様のおもちゃ選びの参考にしていただけると幸いです。

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  • この記事を書いた人

マサ

20年以上の犬の飼育経験から得た知識を多くの愛犬家に発信しています。私の経験と知識が皆様の愛犬の世話のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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