
子犬はわざとトイレを失敗することもある?
子犬がトイレを失敗したらどうするのが正解?
4ヶ月や5ヶ月の子犬でもトイレの失敗はよくある事?
子犬のトイレの失敗はいつまで続く?
こんな子犬のトイレの失敗に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
子犬はわざとトイレを失敗することもある?

結論から言うと、犬はわざとトイレを失敗することがあります。
これは犬種や年齢、体の大きさなど関係なくどの犬でも起こることで、決して珍しいことではありません。
トイレの仕方や場所はきちんと認識しているのに、わざと違うところにトイレをするのはなぜなのでしょうか?
今回の記事では、子犬に着目してご紹介します。
まずは、子犬がわざとトイレを失敗する理由を3つご紹介します。
- 反抗期を迎えたから
- トイレが汚れているから
- 構ってほしいから
反抗期を迎えてわざとトイレを失敗する
子犬がわざとトイレを失敗するのは、反抗期の可能性があります。
犬の反抗期は小型犬が4~6ヵ月、中型犬・大型犬が8~12ヶ月といわれ、精神的にも体力的にも不安定な時期です。
自我が芽生えたり自己主張が強くあらわれる時期でもあるので、「わざとトイレを失敗したらどうなるんだろう」と飼い主さんを試しているのかもしれません。
反抗期の時期にはわざとトイレを失敗する他に、吠える回数が増えた、ものを噛むようになった、散歩に行きたがらなくなったなどの拒否行動もあらわれるようになります。
もちろん、反抗期を迎えない犬も多くいます。
愛犬の行動が反抗期によるものなのか、そうでないかをきちんと見極めることが大切です。
トイレが汚れているためわざとトイレを失敗する
トイレが汚れていると、失敗する回数が増える傾向にあります。
この場合わざと失敗しているというよりも、「汚れている場所でしたくない」という理由の方が正しいでしょう。
実は犬はもともとキレイ好きな動物で、子犬の時期からその片鱗を示すことがあります。
構ってほしくてわざとトイレを失敗する
犬は飼い主さんの気を引きたい、また構ってほしいときにわざとトイレを失敗することがあります。
過去に、トイレを失敗したときに飼い主さんがすぐに近づいてきてくれたこと、自分に注目してくれたことが嬉しかったのでしょう。
とくに子犬の場合は色々な事に対して経験が少なく、あらゆることに不安を抱くため、飼い主さんを頼り切っている状態です。
飼い主さんに対して「自分に注目してほしい」「出かけてしまったらもう戻ってこないんじゃないか」「ひとりで留守番が怖い」という不安な気持ちが原因となり、わざとトイレを失敗するのです。
子犬がトイレを失敗したらどうするのが正解?

飼い主さんはイライラせずに落ち着いた状態のまま、子犬に声をかけずに無言でトイレを片づけましょう。
また、トイレを片づけたあとに黙って部屋から出ていくのもオススメです。
そうすると、子犬は「わざとトイレを失敗しても構ってもらえない」「わざとトイレを失敗したら飼い主さんがいなくなっちゃった」と学習してくれます。
10~15分ほど経ったら、落ち着いた雰囲気のまま子犬の前に姿をあらわします。
子犬を撫でたり構ってあげ、コミュニケーションをとりましょう。
このように「無視」と「構う」のメリハリをきちんとつけることが大切となります。
子犬がわざとトイレを失敗したときに強く叱ると、トイレをすること自体に恐怖感を抱くようになってしまいます。
そうすると余計にトイレの失敗が増えたり、トイレを我慢して病気になる恐れもあります。
そのため、相手にしない事が一番の解決策となります。
4ヶ月や5ヶ月の子犬でもトイレの失敗はよくある事?

わざとトイレを失敗するのは、どの犬でも起こり得ることです。
これは4か月や5ヵ月の子犬もそうで、実はよくあることなんです。
4か月や5ヵ月の時期は、「しつけがしっかりできているか」「飼い主さんを信頼し、言うことを聞けるか」という面では安心できる時期でもあります。
しかし前述で挙げた3つの理由により、しつけがしっかりできている4か月や5ヵ月の子犬でもトイレの失敗を「わざと」するのはよくある事です。
それぞれの対策方法をご紹介します。
①反抗期が終わるまで待つ
犬の反抗期は短くて数か月~半年、長くて1年ほどです。
反抗期は一時的なものなので、飼い主さんは大きな反応することなく、その時期が過ぎるまで優しく見守ってあげましょう。
反抗期が落ち着き、精神的にも肉体的にも大人になっていくことで、わざとトイレを失敗することは少なくなっていきます。
②トイレをキレイに保つ
トイレは常に清潔さを保ちましょう。
とくに多頭飼いのご家庭はトイレの汚れるスピードが早く、飼い主さんの掃除が追い付かないこともあるでしょう。
そうなると、どうしてもトイレが汚れている状態が長くなってしまいます。
トイレはこまめに掃除し、消臭や除菌スプレーをかけると良いでしょう。
③日頃からコミュニケーションをとる
構ってほしくてわざとトイレを失敗する場合、日頃のコミュニケーションが不足していたり信頼関係が薄い可能性があります。
愛犬に寂しいと感じさせないよう、日頃からコミュニケーションをとりましょう。
子犬のトイレの失敗はいつまで続く?

犬がトイレを失敗するのはわざとだとしたら、「これっていつまで続くんだろう…」と不安になりますよね。
とくに初めて犬を飼い始めた飼い主さんは、「ちゃんとしつけなきゃ!」と焦ってしまったり、「なんでわざと失敗するの…?」と落ち込んでストレスを抱えてしまう傾向にあります。
子犬がわざとトイレを失敗するのは、これからもずーっと続くわけではありません。
まずは、子犬がわざと失敗するのはなぜなのかを日頃からよく観察し把握することが大切です。
そして対策していくことで、子犬がわざとトイレを失敗することはなくなっていくでしょう。
しつけは、愛犬と飼い主さんがストレスなく、根気よく、楽しく行っていくことが大切となります。
子犬のトイレの失敗まとめ

- わざとトイレを失敗するのはどの犬でも起こることで、珍しいことではない
- わざとトイレを失敗したら、無言でトイレを片づける
- しつけがしっかりできている4か月や5ヵ月の子犬でも、わざとトイレの失敗をするのはよくある事
- わざとトイレを失敗するのはなぜなのかをよく観察し、対策していくことが大切
今回は子犬のトイレの失敗に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬のトイレのしつけの参考にしていただけると幸いです。