
犬のシャンプーは顔も洗う?
犬はシャンプーの時に顔を洗うのを嫌がる?
犬のシャンプー 顔の上手な洗い方は?
犬の顔を洗うおすすめのシャンプーは?
こんな犬のシャンプーにおける顔の洗い方に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
犬のシャンプーは顔も洗う?

犬のシャンプーをする時に1番悩むのが顔の洗い方ではないでしょうか?
顔は絶対洗わなければいけない部分ではありませんが、以下のような様子が見られた場合は顔のシャンプーをとくにオススメします。
- 涙やけをしている
- よだれやけをしている
- 耳のよごれが特に目立つ
涙やけをしている
涙やけとは、涙の成分で目のまわりの毛が変色したり、目ヤニがかたまっている状態です。
長毛犬種に多く、生まれもっての体質や、食生活などが原因で涙が出やすく、目の周囲が汚れがちになります。
よだれやけをしている
よだれやけとは、口の横から垂れたよだれによって、周囲の毛が変色し汚れた状態です。
大型犬や長毛犬種に多く、毛の汚れだけでなく、においを発する場合があります。
耳のよごれが目立つ
たれ耳の犬は、たれた部分にべたつきや、においを発することがあります。
そのほかにも
- 顔の毛に食べ物や、異物の汚れがしみついている
- 汚れがかたまり、毛が束のようになっている
このような時にはシャンプーをして清潔にしてあげましょう。
普段は気になった時に顔を拭くだけでも十分ですが、犬の体をシャンプーする時には顔も洗ってあげることで清潔が保て、肌トラブルなどが避けられます。
犬はシャンプーの時に顔を洗うのを嫌がる?

犬はシャンプーの時に顔を洗うのを嫌がるのか?
確かに顔のシャンプーを嫌がる犬はめずらしくありません。
最初からすんなりと洗わせてくれる犬もいますが、濡らすことすら嫌がる犬もいます。
顔は敏感な部分なので、シャワーの水圧や音でびっくりしたり、濡らされることに怖さを感じているのかもしれません。
他の原因として以前に、嫌な洗われ方をされ不快感を覚えていたり、水に対するトラウマがあるのかもしれません。
ただリラックスさせることで解決することも多いので、顔のシャンプーは一番最後にし、体から順に洗いながら慣れさせてあげましょう。
シャンプー前にシャワーの水圧、温度を確認します。
水圧は勢いがある方が早く洗えますが、音や刺激で怖がる犬がいるので穏やかな水量にしましょう。
水温は人がぬるいと感じる温度(35~37度)に設定します。
シャンプー剤は、においを嫌がる犬もいるので、無香料や香りがひかえめなものを選びましょう。
濡らす時は、シャワーヘッドをなるべく犬の肌に近づけ、お湯の温かさと飼い主の手の感触で落ち着かせます。
体を洗う順序は、足、胴体の順番で体を濡らし、胴体、しっぽ、足にシャンプーをします。
やみくもに洗うより、順序を守った方が効率がよく、犬に余計なストレスをあたえません。
体のシャンプーでリラックスした流れで、顔のシャンプーに取りかかると、犬に違和感を持たれずにすむでしょう。
犬のシャンプー 顔の上手な洗い方
顔のシャンプーは犬だけでなく、飼い主も緊張しがちです。
手順やコツを覚え、手早く行えるようにしましょう。
顔のシャンプーは、シャワーが直接かからないようにして頭、耳、口のまわり、目のまわりの順番で行います。
顔の外側である頭や耳を洗い、あご下、口もと、目もとに進むイメージです。
お湯を流す時は鼻を上にむけ、頭の後ろからそそぐように濡らします。
顔部分は、頭の後ろからシャワーをかけ濡らし、直接目や鼻、耳にお湯があたらないようにしましょう。
嫌がるようなら、最初はシャンプー剤を使わず、濡らすだけにして徐々に慣らしていくといいでしょう。
それでも嫌がる犬は、シャンプー剤をうすめたもので、顔をスポンジでふきとり洗いましょう。
まず犬の鼻を持ち上げ、なでたり話しかけたりしてリラックスさせます。
そして、お湯をしみこませたスポンジをおでこのあたりでギュッとしぼり、お湯を流します。
口まわりなどにも流し、顔全体を濡らしましょう。
毛束になっている部分には念入りに濡らし、少し時間をおいてほぐします。
それからスポンジに、シャンプー剤をうすめた液をふくませ、おでこのあたりでしぼり、流れたシャンプー液でなでるように洗います。
数回くりかえしたあと、きれいなお湯を使い同じ要領ですすぎます。
スポンジやお湯を入れたバケツなどは、いくつか用意するといいでしょう。
犬の顔を洗うおすすめのシャンプー
犬に使うシャンプーは飼い主の好みを重視しがちですが、顔を洗うことを考え刺激の少ないものを選びましょう。
次にあげたシャンプーは刺激が少なく、顔を洗うのに最適だと思われます。
ライオン(LION)ペットキレイ 顔まわりも洗える泡リンスインシャンプー 子犬・仔猫用

特徴は泡状になっているため、液だれがしづらく目に入りにくいことです。
シャンプー慣れをしていない犬はもちろん、飼い主にも使いやすくなっています。
子犬や子猫にも使える、植物生まれの洗浄成分100%です。
うるおいを残しつつ、においや汚れを落とすことができます。
ベビーせっけんのやさしい香りです。
ジョンポール ペット目にしみないシャンプー ペット用
特徴はシャンプー成分が涙に近いpHで低刺激なところです。
顔まわり、目のまわりの浸し置きもOK。
かたまった毛束をやさしく洗え、涙やけの予防にぴったりです。
オートミール、スイートアーモンドオイル、アロエベラ配合で栄養補給と保湿効果があります。
ベビーパウダーのような柔らかな香りです。
マイオーガニック 犬用シャンプー
特徴はシャンプー成分が無添加、オーガニック植物オイル配合でなめても安心なところです。
敏感肌、乾燥肌の犬に使える、弱酸性のアミノ酸シャンプーで、植物由来成分97%。
シリコン、石油系洗浄剤、鉱物油など余分な成分は入っていません。
泡切れがよく、シャンプーの時間を短縮できます。
強すぎないティーツリーの香りです。
A.P.D.C. ウォーターレスシャンプー
特徴は水を使わず、洗い流す必要がないところです。
泡タイプのシャンプーで、毛や皮膚になじませ、マッサージ後にタオルなどで拭き取るだけでOK。
毎日使え、病気や怪我でシャンプーができない時、顔などの部分洗いに便利です。
この中で何種類か試してみて愛犬にあったものを使っていくと良いかもしれません。
犬の顔の洗い方まとめ

- 犬の顔は必ずではないが、状況により洗った方がいい
- 顔のシャンプーを嫌がる犬はいるが、リラックスさせて慣れると洗えるようになることが多い
- 上手な顔の洗い方は鼻を常に上を向かせ、順序よくスムーズに終わらせること
- 顔を洗うシャンプーは、飼い主の好みではなく低刺激のものを選ぶ
今回は犬のシャンプー時の顔の洗い方についてご紹介しました。犬のシャンプー時の参考にしていただけると幸いです。