
老犬のドッグフードは柔らかいものがおすすめ?いつ頃から?
普通のドッグフードをふやかすのでも大丈夫?
老犬におすすめのドッグフードは?
こんな老犬のドッグフードに関する疑問についてご紹介いたします。
老犬のドッグフードは柔らかいものがおすすめ?いつ頃から?

愛犬が年を取ってくると、気になってくるのが健康面です。
愛犬の健康を守るために大切なものの1つが食事です。
しかし、年を取ってくると食いつきが悪くなったり、噛む力や消化能力が衰えたりと様々な問題が出てきます。
「〇歳からシニア」といった明確な定義はありませんが、小型犬や中型犬なら「9歳ごろ」、大型犬は「7歳ごろ」、超大型犬は「6歳ごろ」を目安にシニア用のドッグフードに変更していきましょう。
シニア用のドッグフードは犬の健康状態に合わせて栄養面でのサポートができるので、愛犬に必要な栄養素がなにか判断して選ぶと良いでしょう。
また年を取るにつれて歯周病が増え、噛む力も弱くなってきます。
若いころは硬いドライフードでもたくさん食べてくれていたかもしれませんが、年を取るにつれてだんだん食べなくなってくることも多いものです。
「ドライフードへの食いつきが悪くなってきたな」、「硬いドッグフードは食べにくそうだな」と感じたら無理にドライフードを食べさせずに、柔らかいドッグフードに変えてあげましょう。
ドッグフードを柔らかいものへ変更することで身体への負担が減り、しっかりと食事をとってくれるようになります。
また柔らかいドッグフードは水分も多く含んでいるため、脱水の心配も軽減されます。
普通のドッグフードをふやかすのでも大丈夫?

愛犬のドライフードへの食いつきが悪くなってきたからドッグフードを柔らかいものへと変更しよう、と考えた際にドライフードがまだ残っていたりするともったいなく感じてしまいますよね。
そんな時はドライフードをふやかしてから与えると、柔らかく食べやすくなるのでおすすめです。
ふやかすことで香りも強くなるので、食欲が落ちている老犬の食欲を刺激することもできます。
また、水分を多く含んでいるため水分不足を防ぐこともでき、胃腸に負担がかかりにくくなる点もおすすめポイントです。
注意点として、ふやかす際は必ず1回分の量をぬるま湯でふやかすようにしてください。
熱湯でふやかしてしまうと、せっかくの栄養素が熱によって破壊されてしまう恐れがあります。
逆に冷たい水でふやかすのもNGです。
冷たい水でふやかしたドッグフードを与えると、犬がお腹を冷やして下痢や腹痛を起こす原因となってしまいます。
また、ふやかした際に使用したぬるま湯にはドッグフードに含まれる水溶性の栄養素が溶け出しているので捨てずに一緒に与えましょう。
一度ふやかしたドッグフードは水分を多く含んでおり、雑菌が繁殖しやすくなっています。
そのため作り置きをしたり、食べ残しを次の食事に回すといった行為は絶対にしないでください。
ドッグフードをふやかす際は、必ず1回分の量をふやかして食べ残してしまったらすぐに捨てるようにしましょう。
またふやかしたドッグフードは、ドライフードに比べると食べ残しが歯につきやすい特徴があります。
歯の健康を守るためにも食後の歯磨きを習慣づけましょう。
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老犬におすすめのドッグフードは?

一言でドッグフードと言っても様々なものが販売されていて、どんなものを選ぶといいのかわからない方も多いでしょう。
とくに老犬にとって食事は、健康に過ごすためにもとても大切です。
シニア期に入ると運動量が減って太りやすくなってしまったり、消化機能が低下してしまったりと身体に様々な変化が現れます。
シニア用のドッグフードを選ぶ際は、老化によって衰えてきた愛犬の健康状態に合わせて選ぶといいでしょう。
とくに押さえておきたいポイントが、「低カロリー」「栄養素」「消化機能サポート」の3つです。
成犬と比べて老犬は運動量が落ちるため、筋肉も衰えて消費カロリーが低下します。
消費カロリーが低下しているのにも関わらず、これまでと同じカロリーを摂取していると肥満へと繋がるので成犬用と比べて低カロリーのドッグフードを選ぶようにしましょう。
また、老犬は筋力だけでなく消化機能も低下してきます。
お腹を壊してまったりしないように、消化機能を助けてくれる栄養素が入ったドッグフードを選んでください。
老犬に与えるドッグフードは、健康状態や病気の有無によって選ぶものが変わってきます。
なにか病気を患っている場合は、専用の療法食がおすすめです。
注意点として療法食は飼い主の判断では選ばず、必ず病院で獣医師に相談してから選んでください。
とくに病気などもなく健康な老犬には、シニア犬用の総合栄養食を選びましょう。
また匂いの強いものを選ぶと食欲が刺激されるので、食欲が落ちやすい老犬におすすめです。
愛犬が年をとってくると、好きなものだけを食べさせるわけにはいきません。
愛犬の健康状態によって食べやすいもの、必要な栄養素などをしっかりと考えてからドッグフードを選びましょう。
老犬のドッグフードまとめ
- 犬が年を取ると噛む力が弱くなったり、食欲が落ちたり消化機能が衰えたりする
- 老犬には健康状態に合わせたドッグフードを選ぶ必要がある
- ドライフードの食いつきが悪い時は、ドライフードのをふやかしたりウェットフードを食べさせてみると良い
- 低カロリー、消化機能サポート、栄養素の3つポイントを意識して選ぶと良い
今回は老犬のドッグフードに関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。