
犬の要求吠えがひどい・うるさい時はどうすればいい?
犬の要求吠えをすぐにやめさせる方法は?
犬をクレートやケージに入れると要求吠えをする時の対策は?
こんな犬の要求吠えがひどい時の対処法についてご紹介いたします。
目次
犬の要求吠えがひどい・うるさい時はどうすればいい?

要求吠えとは、犬が何かを要求しているときに発する吠え方です。
そのため、食事が欲しい、散歩に行きたい、遊びたい、といったさまざまな要求を吠えることで表現します。
要求吠えがひどい、またはうるさいと感じる時は、次のような対策を試してみることをおすすめします。
- 無視する
- 犬のストレスを解消する
- 犬のしつけをする
無視する
要求吠えの一番の対策は、無視をすることです。
犬が吠えているときに反応してしまうと、犬は吠えれば何かをしてもらえると学習してしまいます。
したがって、要求吠えをしているときは無視し、吠えが止まったらその行動を褒めてあげましょう。
そのような対応を続けると「吠えなければ飼い主から褒め言葉がもらえる」と犬が理解することで、要求吠えが減少することが期待できます。
犬のストレスを解消する
要求吠えの一因として、犬がストレスを感じている可能性があります。
犬がストレスを溜め込んでいると、それを解消するために吠えることがあります。
そのため、適度な運動や遊び、マッサージなどでストレスを解消することが大切です。
また、犬とのスキンシップを大切にすることも、犬のストレスを軽減する助けとなります。
犬のしつけをする
要求吠えがひどい場合には、しつけ教室に通うことも一つの手段となります。
しつけ教室では、プロのトレーナーから犬の吠えのしつけ方を学ぶことができます。
また、しつけ教室で他の犬と接触することで、犬自身も社会性を学び、ストレス解消にも役立ちます。
犬の要求吠えをすぐにやめさせる方法

犬の要求吠えをすぐにやめさせる方法にはいくつかあります。
まず最初に試すべき方法は、先にもご紹介しました通り犬の要求吠えを無視することです。
犬は要求吠えをすることで自分の思いが通ると学習します。
したがって、飼い主が要求吠えに対して反応しないことで、犬は自分の行動が効果がないことを理解していきます。
ただ、ひたすら無視をすることだけが要求吠えの対応方法ではありません。
吠えた時に無視をしつつも、しっかりと犬の要求が何かを理解して対応してあげることも大切な事です。
要求吠えが頻繁に起こる場合、犬は何か具体的な要求をしている可能性があります。
たとえば、トイレに行きたい、お腹が空いた、遊びたいなど、犬が何を求めているのかを理解し、それに対応することも重要です。
しかし、要求吠えが頻繁に起こり、無視することで解消しない場合は、他のアプローチを試すことも必要です。
一つの方法として、犬に他の行動をさせることがあります。
要求吠えをする代わりに、犬にオモチャで遊んでもらったり、散歩に連れて行ったりすることで、犬の注意をそらすことができます。
また、静かにしていることを褒めるという方法もあります。
犬が吠える前に、「おすわり」や「待て」などのコマンドを出し、静かにしているときにはたくさん褒めてあげましょう。
これにより、犬は静かにすることが良い行動であると学習し、要求吠えを減らすことができるかもしれません。
最後に、犬がストレスを感じている場合、要求吠えが増えることがあります。
運動不足、長時間の留守番、環境の変化などがストレスの原因となることがあります。
そのため、定期的な運動、留守番の時間を短くする、環境を安定させるなどして、犬のストレスを軽減させることが重要です。
以上の方法を試しても、すぐに要求吠えが止まらない場合もあります。
しかし、根気よく続けることで、少しずつ改善していくことが期待できます。
犬が要求吠えをする場合は、まずは犬の状況をよく観察し、理由を理解しようとすることが大切です。
そして、その理解に基づいて適切なアプローチを選びましょう。
もし、犬が吠えるたびにおやつをもらったり、遊んでもらったりする習慣がある場合、吠える事が犬にとってご褒美をもらえる事となります。
結果として、吠えることで好きなことができると犬は学習します。
これを防ぐためには、吠えた後にご褒美を与えるのを避け、静かなときや吠えないときにご褒美を与えるようにしましょう。
これにより、犬は静かでいることがご褒美につながると学びます。
また、犬のストレスを解消するためには、適度な運動が必要です。
運動は、犬のエネルギーを適切に消費させ、リラックスさせる効果があります。
散歩や遊びを通じて運動をすることで、犬のストレスを減らし、要求吠えを抑制することができます。
さらに、犬の心地よい環境を作ることも大切です。
犬の寝床を整える、安全な遊び場を提供する、適度な温度と湿度を保つなどが含まれます。
これらの環境が整っていることで、犬はリラックスし、安心感を得ることができます。
最後に根気強く続けることが大切です。
犬が新しい行動を学習するには時間が必要です。
すぐに結果が見えないときも、諦めずに続けてみてください。
犬の要求吠えをやめさせるための取り組みは、飼い主と犬の良好な関係を築くための一歩でもあります。
犬をクレートやケージに入れると要求吠えをする時の対策

普段は吠えない犬でもクレートやケージに入れると吠える事があります。
クレートやケージに入れることによって起こる要求吠えを防ぐための第一のステップは、犬にとってクレートやケージが快適な場所であることを確認することです。
クレートやケージは、犬にとっての安全な居場所となります。
それが犬にとって恐怖の場所であれば、逆にストレスを感じ、要求吠えをする可能性があります。
そのため、まずはクレートやケージを犬にとって心地よい場所にすることが重要です。
適切なサイズのクレートやケージを選び、中には快適に過ごせるようなアイテム、例えばお気に入りの毛布やおもちゃを置くことで、クレートやケージを心地良い場所にすることができます。
また、クレートやケージに犬を入れる前に、適度な運動をさせることも重要です。
犬がエネルギーを持て余していると、クレートなどに閉じ込められる事がストレスとなり、要求吠えを引き起こす可能性があります。
そのため、クレートやケージに入れる前に、犬に運動をさせてエネルギーを使い切ることが有効です。
例えば、散歩をしたり、おもちゃで遊んだりすることで、犬は持て余したエネルギーを消耗し、クレートやケージで静かに休むことができます。
そして、クレートやケージに犬を入れた後は、犬が落ち着くまで一緒にいることも大切です。
新しい環境への適応は、犬にとってはストレスとなりえます。
そのため、クレートやケージに初めて入れる時や、不安を感じているときは、そばで支えてあげることが重要です。
ケージに入れた後も、犬が落ち着くまで優しく話しかけたり、安心させたりしてあげることで、クレートやケージが安全な場所であるという認識を強めることができます。
また、犬が静かにしている時には積極的に褒めることも忘れないでください。
犬は褒められることを好みます。
そしてその褒められる行動を繰り返すことで、良い行動を覚えていきます。
犬の要求吠えまとめ

- 犬の要求吠えがうるさい時には、無視する、犬のストレスを解消する、犬のしつけをするの三段階での対応が必要となる。
- 犬が要求吠えをしている時に反応してしまうと、犬は吠えれば何かを得られると学習してしまうため、吠えている時には反応しない。
- クレートやケージに入れると吠える場合には、クレート内が安心できない場所でないかを確認して環境作りをしてあげることも大切。
- クレートやケージは閉じ込める場所ではなく、安心して休息を取れる場所という認識を犬に持ってもらうための対応が大切。
今回は犬の要求吠えがひどい時の対処法についてご紹介しました。皆時の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。