
子犬は夜にはクレートで寝かせるべき?
子犬をクレートで寝かせる時のトイレはどうする?
子犬が夜にクレートで鳴く理由と対処法は?
子犬は寝る時ひとりにする?一緒に寝た方がいい?
こんな子犬を夜にクレートで寝かせる時に疑問についてご紹介いたします。
目次
子犬は夜にはクレートで寝かせるべき?

夜の間は子犬はクレートで寝かせた方が良いのか?
逆にクレートで寝かせると寂しがるなどの問題があるのか?
そんな子犬の夜の寝床について考えてみましょう。
まず、結論から言いますと
子犬は小さな時期からクレートで寝かせる事が理想です。
ただ、子犬の月齢や性格、しつけ具合など様々な要因が関係してきますので、簡単にはそうできない理由もあります。
よってまずは子犬をクレートで寝かせるメリットとデメリットを理解しましょう。
夜中に子犬をクレートで寝かせるメリット
- 子犬にとってクレートの中が居心地の良い空間になれば、落ち着いてリラックス出来る場所となる。
- 家具への噛みつきや部屋の中での問題行動を防ぐことができる。
- 子犬自身の安全を確保できる。
- 多くの犬は自分の寝床を汚すことを嫌うためトイレトレーニングができるようになる。
などが挙げられます。
夜中に子犬をクレートで寝かせるデメリット
- 慣れるまではクレートで寝ることに恐怖感や孤独感を感じることがある。
- クレート内での子犬の排泄はクレートが不衛生になる原因となる。
このような理由から、子犬をクレートで寝かせる場合には、子犬の性格や成長段階などを考慮に入れる必要があります。
子犬をクレートで寝かせる時のトイレはどうする?

子犬をクレートで寝かせる時のトイレは、子犬の月齢と我慢できる時間を考慮して設定します。
例えば、3か月齢の子犬なら、「月齢+1時間」の4時間程度が排泄を我慢できる時間となります。
そのため、夜9時にクレートで寝かせた場合には、夜中1時に一度クレートから出してトイレに連れていくのが理想的です。
その際に、子犬がオシッコをしたら褒めて少し遊んでから再度クレートに戻します。
同様に、明け方5時頃にもう一度クレートから出してトイレに連れていくとよいでしょう。
もし、夜間に飼い主が起きられない場合は、留守番スペースと同じような形でトイレのあるケージで過ごさせるという方法もあります。
ただし、この方法には子犬が部屋内で適切にトイレを使えるしつけが必要となります。
そのため、日中のトレーニングで子犬が適切にトイレを使うことを確認し、夜間も同様に過ごせる状況を整えておくことが重要です。
子犬をクレートで寝かせる際のトイレの管理は、子犬の成長と健康状態を維持するために重要な要素です。
子犬がクレートでトイレを失敗した場合は、絶対に叱らないでください。
叱ると子犬はトイレを怖がるようになり、トイレトレーニングが難しくなってしまいます。
その代わり、失敗したらすぐにトイレに連れて行くことで、適切なトイレの場所を学べるようにしましょう。
クレートの大きさに気をつけることも大切です。
クレートが大きすぎると、子犬はトイレと寝る場所を区別できず、クレート内で排泄をしてしまう可能性があります。
適度な大きさであれば、寝る場所を汚すことを嫌うため、排泄を我慢するようになります。
ようするにクレート内はトイレではなく、寝る場所と認識させることが大切なのです。
さらに、子犬をクレートに入れる前には必ずトイレに行かせましょう。
子犬がトイレに行ったかどうかは、排泄物や尿の臭いを確認することで判断できます。
そして、子犬がクレートで寝ている間も、定期的にトイレに連れて行くことが重要です。
クレートトレーニングは少しずつ進めることが重要です。
最初は短時間から始め、子犬がクレートに慣れるまでそばで見守ることが大切です。
そして、クレートで落ち着くことができたら、子犬を褒めてあげましょう。
以上の注意点を守り、子犬の排泄サイクルを把握することで、子犬をクレートで安心して寝かせることができます。
子犬がクレートで寝ることに慣れれば、夜間も安心して眠ることができるようになります。
子犬が夜にクレートで鳴く理由と対処法は?

子犬が夜にクレートで鳴く主な理由には
- 孤独感や不安
- トイレの要求
- 退屈感や遊びたい気持ち
などが考えられます。
孤独感や不安などから鳴く
子犬は新しい環境や人々、状況に対して不安を感じやすく鳴いてしまうことがあります。
また、子犬は1頭で寝ることに慣れていないため、夜にクレートに入れても鳴いて不安がることがあります。
子犬は生まれたての頃は母親や兄弟犬と一緒に寝ているため、独りで寝ることへの不安から鳴いてしまうのです。
もし鳴いてしまう場合には、鳴くたびにすぐに対応するのではなく、少し待ってから対応するようにします。
すぐに対応してしまうと鳴けば必ず飼い主が来るということを学習してしまいます。
そうなると必要以上に鳴くようになってしまいますので、気をつけなければなりません。
子犬が鳴くのは自然な行動であり、時間と共にこれらの問題は改善されるでしょう。
無理に鳴かせないようにするのではなく、子犬が安心でき、自信を持てるように助けることが大切です。
子犬が怖がらないように、クレートの周りにおもちゃや毛布を置いて安心感を与えてあげることも重要です。
子犬にとって馴染みのあるアイテムが周りにあることで安心して眠れるようになります。
一緒に寝かせることで安心できるお気に入りのぬいぐるみなどを用意してあげると良いでしょう。
トイレの要求で鳴く
先に述べましたように子犬は「月齢+1時間」が排泄を我慢できる限界と言われています。
よってトイレに行きたいというサインとして鳴くこともあります。
これは体調維持のために必要な行動であり、このサインを無視すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのような場合には、トイレのタイミングを管理し、鳴く前にトイレに連れて行くようにしましょう。
退屈感や遊びたい気持ちで鳴く
退屈も子犬が鳴く原因となります。
寝られずにクレート内で特に何もすることがないと、子犬は退屈してしまい、その結果として鳴いてしまうことがあります。
これらの問題にどのように対処すれば良いのでしょうか。
このような問題を解決するためには、子犬が寝る前に十分な遊び時間を確保し、エネルギーを使い果たすようにしましょう。
また、子犬がクレートに慣れるまで、少しずつ時間をかけて慣らすことが必要です。
始めは短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。
さらに、子犬が寂しくないように、子犬が寝ている間にテレビやラジオをかけて音を流すのも一つの手段です。
これにより、子犬は人間の声や生活音が聞こえて安心することもあります。
ただ、この方法は子犬それぞれの性格にも関係してくるため、音を気にして眠れないようであればやめておきましょう。
子犬がクレートに慣れるまでには時間と忍耐が必要ですが、これらの対策を行うことで子犬はクレートで安心して寝ることができるようになります。
これらの対策を試しても、子犬が夜にクレートで鳴く場合には、犬の行動専門家に相談することを検討してみてください。
専門家は子犬の行動を観察し、その原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。
子犬は寝る時ひとりにする?一緒に寝た方がいい?

子犬は寝る時に一人で寝かせるべきなのか?それとも一緒に寝た方がいいのか?
子犬が寝る際に、一人で寝かせるべきか、一緒に寝かせるべきかは、飼い主の悩みの一つかもしれません。
子犬が一人で過ごすことに慣れると、一人でいる時間が長くなる成犬期に向けて自立性と自信を培うことができます。
そのため、基本的にはクレートで一人で寝かせることをおすすめします。
一方、一緒に寝ることもまた、子犬との絆を深める良い方法です。
しかし、一緒に寝ることに慣れてしまった子犬は、一人で寝ることを学ぶのが難しくなります。
その結果、無理に一人にさせると分離不安を引き起こす可能性もあります。
したがって、一緒に寝るかどうかは飼い主の選択になりますが、一緒に寝ることを選んだ場合でも、子犬が一人で安心して過ごせる時間を徐々に増やしていく訓練を怠らないことが重要です。
ある程度一人で寝ることに慣れたら、週末などに時々一緒に寝るというのも一つの方法です。
これにより、子犬は一人で過ごすことと人間と一緒に過ごすことのバランスを学ぶことができます。
しかし、規則性と安定性が子犬の育成には非常に重要であるため、寝る場所や寝る時間はなるべく一定に保つことをおすすめします。
これにより子犬は安心感を感じ、新しい環境にも早く適応することができるでしょう。
子犬を夜にクレートで寝かせるまとめ

- 子犬は小さな時期からクレートで寝かせる事が理想だが、子犬の月齢や性格、しつけ具合など様々な要因が関係してくる。
- 子犬をクレートで寝かせるメリットは色々あるが、慣れるまでには根気と時間が必要となる場合もある。
- 子犬をクレートで寝かせる時のトイレは、子犬の月齢と我慢できる時間を考慮する必要があり、「月齢+1時間」で時間管理すると良い。
- 子犬が夜にクレートで鳴く主な理由には、孤独感や不安、トイレの要求、退屈感や遊びたい気持ちなどがあり、それぞれの理由ごとに対応は変わる。
今回は子犬を夜にクレートで寝かせる際の疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。