
犬の睡眠不足の症状は?
犬が睡眠不足で吐くのはなぜ?
犬が睡眠不足になる原因は?
犬の睡眠不足を解消する方法とは?
こんな犬の睡眠不足に関する疑問についてご紹介いたします。
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犬の睡眠不足の症状は?

犬には人間のような睡眠不足はないように思えますが、実は犬も睡眠不足になります。
犬の睡眠不足のサインは主に以下の通りです。
- 小さな物音で起きる
- 食欲がなくなる
- あまり動かなくなる
- 飼い主の指示を聞かなくなる
- 疲れるのが早くなる
などが挙げれます。
いつもは気にしていなかった小さな音でも頻繁に起きるようになったら、睡眠不足かもしれません。
また、睡眠不足は意欲に影響しますので、大好きなおやつに食いつかなくなったり、大好きなボールを見ても反応しないことがあります。
他にも、飼い主の指示を聞かない、同じ場所からほとんど動かない、動いてもすぐに疲れるなどいつもの愛犬と違った様子が見られるときは睡眠不足の可能性があります。
愛犬が寝てもすぐに立ち上がってソワソワすることが多いときも睡眠不足が疑えるので、十分な睡眠を取れていない可能性があります。
睡眠不足ならあくびは?と思う方もいるでしょう。
あくびが睡眠不足のサインならわかりやすくて良いのですが、犬のあくびは眠たいときだけでなく、過度な緊張や不安のサインでもあります。
犬があくびをあまりにも多発するときは病気が関係していることもありますので、放置せず一度獣医さんに相談してください。
犬が睡眠不足で吐くのはなぜ?

犬も人間も同じですが、睡眠不足は自律神経が乱れ、心身にあらゆる不調が生じます。
飼い主自身、睡眠不足の翌日食欲がでなかったり、胃がムカムカする経験はありませんか?
睡眠不足で自律神経が乱れることにより消化不良が普段より起こりやすくなるのです。
そのため犬が睡眠不足になると吐くことがあるということです。
睡眠不足は嘔吐だけでなく下痢症状も多く見られるので、愛犬の日々の排泄も良く観察してみてください。
体の機能に特に問題がないにも関わらず、愛犬が嘔吐したり下痢をする際は、睡眠不足を疑ってみてもよいかもしれません。
あまりにも嘔吐や下痢が続くときやいつもと様子がおかしいなと感じたら、必ず獣医さんに相談しましょう。
犬が睡眠不足になる原因

なぜ犬が睡眠不足になるのでしょう。
犬の睡眠不足の原因は大きく分けると二つあります。
- 睡眠の質の低下
- ストレス
です。
犬は人間と生活するようになったことで、人間の生活リズムに合わせた生活を送るようになりました。
本来、犬は夜行性の生き物なので日中に休み夜間活動してきましたが、飼育下ではそれがなかなかできません。
たとえ昼間よく寝ている愛犬でも、飼育下では野生より音や光などあらゆる刺激が多いので睡眠の質が下がり結果的に睡眠不足になっていることがあります。
飼い主と一緒に寝ている犬も多いと思いますが、睡眠の質の観点からすると飼い主と一緒に寝ることはおすすめできません。
飼い主とは別の寝具に寝かせたほうが愛犬の睡眠の質は向上するでしょう。
一緒に寝ないようすると愛犬が慣れるまでは要求吠えをすることもありますが、いずれ諦めて寝るようになります。
しかし、飼い主が愛犬の要求吠えで睡眠不足になっては本末転倒ですのでまた別の機会にトライしてみましょう。
睡眠の質の低下はストレスとも深く関係しています。
人間も考え事や心配事などが多くストレスを感じているときは寝付きが悪かったり、ぐっすり寝ることができません。
このようにストレスは睡眠不足とつながっています。
犬は人間のように考え事をしませんが、散歩量が少なかったり、飼い主とのコミュニケーションが足りないことがストレスになります。
犬の場合はこのような欲求不満な状態が続くことで十分な睡眠ができていないこともあるのです。
犬の睡眠不足を解消する方法とは?

上記で記載したように、犬は睡眠不足になると食欲不振や嘔吐など心身が不調になりますので、できるだけ早く解消してあげたいものです。
犬の睡眠不足を解消するには、愛犬の睡眠の質を高めてあげることが効果的です。
睡眠の質を向上させるために
- ベッドを固めにする
- 枕やクッションを用意する
- 飼い主の気配があって、静かな場所に寝床を用意する
- 寝ている時はそっとしておく
- 寝る場所を複数用意する
などが挙げられます。
愛犬のためにふかふかの柔らかい素材のベッドを用意している人も多いかもしれませんが、犬によっては硬めのベッドを好む犬もいます。
ベッドとともに愛犬があごを乗せられるクッションを用意してあげるのもおすすめです。
犬も人間と同じように体の中で頭が特に重たいので、クッションで頭を支えてあげたほうが寝やすくなるのです。
そして犬の寝床の位置も重要です。
犬はもともと群れで生活していた生き物ですので、無音や真っ暗な場所は好まない犬が多いです。
犬は飼い主の気配がほどよくある場所が大好きで落ち着きますし、音もほどよくある場所を好みます。
一番おすすめの場所は、リビングです。
人の出入りの少ないリビングの端に愛犬の寝床を用意してあげると良いでしょう。
愛犬が寝ている姿はとても愛おしいものでつい撫でたり、カメラを向けたくなりますが、こういった飼い主の行動で起きてしまいます。
愛犬が寝ているときは触れず、そっと見守ってあげるのも、愛犬の睡眠の質を高めるために大事なことです。
最後に犬の寝床をいくつか用意してあげるのもおすすめの方法です。
素材が違うものや寝床の場所を変えるなど寝床の環境条件をいくつか用意してあげることで犬が自分の好きな場所を選べるようになります。
その時の犬の気分や季節的要因など様々な条件を加味して愛犬が自分の好きな場所を選べるようにしておくと良いでしょう。
犬にとって質の良い睡眠は、寿命にも影響し、長生きにつながるといわれています。
愛犬の睡眠不足が気になったら上記に記載した方法を試してみてください。
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犬の睡眠不足まとめ

- 犬は睡眠不足になると、食欲が低下したり、心身の不調につながる恐れがある
- 犬が睡眠不足で吐くときは、自律神経が乱れ消化不良を起こしている状態
- 犬の睡眠不足は人間の生活リズムに合わせた生活をしていることで睡眠の質の低下していることと、日々のストレスが関係している
- 犬の睡眠不足を解消するためには、寝具を改善したり、ストレスをためない生活をさせてあげ、睡眠の質を向上させることが効果的
今回は犬の睡眠不足に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけけると幸いです。